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ifx_screw_data.cfg コンフィギュレーションファイル
<Creo ロードポイント>\Common Files\ifx\configuration\ にある ifx_screw_data.cfg ファイルでは、「ねじファスナーの定義」(Screw Fastener Definition) ダイアログボックスで使用される値を設定できます。ifx_screw_data.cfg ファイルの列の見出しと値については、次の表を参照してください。それぞれの表で、ファイルの別々のセクションについて説明します。このファイルを編集するときには、値を区切るために必ず TAB キーを押してください。
ifx_screw_data.cfg ファイルの THREAD DATA セクションでは、列 DGPにねじの値を入力します。DAT ファイルで値が定義されていない場合は、ここから値を取得します。メートル法でのデフォルト値は ISO ねじ山 DIN 13、UNC でのデフォルト値は Unified Coarse Thread Series です。次の表で説明されている値は、ねじの 2D プレビュー用に必要です。
THREAD DATA
#THREAD または #THREAD#<DAT VALUE>
ねじの単位。MM または INCH のどちらかです。これは常に 1 列目です。
DN
ファスナーの直径。
DG
ドリルの直径。
P
インチあたりのねじ山のピッチ。
ifx_screw_data.cfg ファイルの THREAD RUNOUT セクションには、追加のねじ山深さとねじ振れ公差の値を入力します。これらの値は、「ねじファスナーの定義」(Screw Fastener Definition) ダイアログボックスの「側面 2 - ねじ山」(Side 2 - Thread)「ねじ山深さ」(Thread Depth)、および 「ドリル深さ」(Drill Depth) のリストに表示されます。
THREAD RUNOUT
#RUNOUT または #RUNOUT#<DAT VALUE>
ねじ振れ公差の単位。MM または INCH のどちらかです。これは常に 1 列目です。
DN
ファスナーの直径。
X
追加のねじ山深さ
E1
ねじ振れ公差。
COUNTERBOREDIAMETER FOR SCREW’S セクションには、ねじ側のカウンタボアの直径の値を入力します。独自の列を追加することができます。これらの値は、「ねじファスナーの定義」(Screw Fastener Definition) ダイアログボックスの 「側面 1 - カウンタボア」(Side 1 – Counterbore) リストに表示されます。デフォルト値は以下のとおりです。
DIN 974-1:2008-02
カウンタボアの直径 - 製造寸法
部品 1: 六角穴付きねじとチーズ頭またはなべ頭ねじ
DIN 974-2
六角ボルト、ねじ、およびナットのカウンタボアの直径。製造寸法
ねじの列とねじ側の座金の列を事前選択できます。#CBSCR<列>DAT ファイルに書き込みます。
COUNTERBOREDIAMETER FOR SCREW'S
#CBSCR
ねじのカウンタボアの直径の単位。MM または INCH のどちらかです。これは常に 1 列目です。
DN
ファスナーの直径。
<列>
側面 1 のカウンタボアの直径。
COUNTERBOREDIAMETERS FOR NUTS セクションには、ナット側のカウンタボアの直径の値を入力します。独自の列を追加することができます。これらの値は、「ねじファスナーの定義」(Screw Fastener Definition) ダイアログボックスの 「側面 2 - カウンタボア」(Side 2 – Counterbore) リストに表示されます。デフォルト値は以下のとおりです。
DIN 974-2
六角ボルト、ねじ、およびナットのカウンタボアの直径。製造寸法
ソケット穴付きねじの場合、INCH - ROW1
COUNTERBOREDIAMETERS FOR NUT'S
#CBNUT
ナットのカウンタボアの直径の単位。MM または INCH のどちらかです。これは常に 1 列目です。
DN
ファスナーの直径。
<列>
側面 2 のカウンタボアの直径。
ADDITIONAL COUNTERBOREDEPTH FOR SCREWS AND NUTS セクションでは、カウンタボア深さに値を追加できます。「側面 1 - カウンタボア」(Side 1 - Counterbore) チェックボックスまたは 「側面 2 - カウンタボア」(Side 2 - Counterbore) チェックボックスを選択した場合、カウンタボアの深さは、ねじまたはナットの頭の高さと座金の高さに基づいて自動的に計算されます。ADD_DEPTH は、ファスナーが面一の取り付けにならないように深さを追加するために使用します。COUNTERBOREDEPTH は、次の式にまとめることができます。
COUNTERBOREDEPTH = HEADHEIGHT + WASHERHEIGHTS + ADD_DEPTH
ADDITIONAL COUNTERBOREDEPTH FOR SCREWS AND NUTS
#ADDCB または #ADDCB#<DAT VALUE>
ねじとナットに対する追加のカウンタボア深さの単位。MM または INCH のどちらかです。これは常に 1 列目です。
DN
ファスナーの直径。
ADD_DEPTH
ねじとナットに対する追加のカウンタボア深さ。
ifx_screw_data.cfg ファイルの MIN and MAX (Screw-in depth for screws) セクションには、最小および最大のねじ深さを入力します。「ねじファスナーの定義」(Screw Fastener Definition) ダイアログボックスで、「長さを自動的に設定」(Set Length Automatically) または 「恒久的に、長さを自動的に設定」(Permanently set length automatically) をクリックすると、アプリケーションはこの制限内でねじの長さを検索します。
MIN and MAX (Screw-in depth for screws)
#ETSCR または #ETSCR#<DAT VALUE>
最小および最大のねじ深さの単位。MM または INCH のどちらかです。これは常に 1 列目です。
DN
ファスナーの直径。
MIN
ねじの深さの最小値
MAX
ねじの深さの最大値
ifx_screw_data.cfg ファイルの MIN and MAX セクションには、ボルトの端が突き出す最小値と最大値を入力します。「ねじファスナーの定義」(Screw Fastener Definition) ダイアログボックスで、「長さを自動的に設定」(Set Length Automatically) または「恒久的に、長さを自動的に設定」(Permanently set length automatically) をクリックすると、アプリケーションはこの制限内でねじの長さを検索します。
MIN and MAX
#MUSCR または #MUSCR#<DAT VALUE>
ボルトの端が突き出す最小値と最大値の単位。MM または INCH のどちらかです。これは常に 1 列目です。
DN
ファスナーの直径。
MIN
最小の突き出し。
MAX
最大の突き出し。
次の例は、ifx_screw_data.cfg ファイルの MUSCR セクション内のドームキャップナットの 2 つのセクションを示しています。これらのナットでは、ボルトエンドに DIN 78 準拠のものとは異なる突起が必要です。
#MUSCR#1587
DN
MIN
MAX
MM
4
0.8
2.1
MM
5
1
3.2
MM
6
1
2.8
MM
8
1.5
4.2
MM
10
2
5.3
MM
12
2
6.3
MM
16
3
8.4
MM
20
4
9.6
MM
24
5
11.5
#MUSCR#JND
DN
MIN
MAX
MM
4
0
2.0
MM
5
0
2.5
MM
6
0
3.0
MM
8
0
4.0
MM
10
0
5.0
MM
12
0
6.0
MM
16
0
8.0
MM
20
0
10.0
MM
24
0
12.0
MM
30
0
15.0
MM
36
0
18.0
これらの特別な値にアクセスするには、ファスナーデータファイル (*.dat) の 'セクション 1' (ファスナー情報) に次の行を追加する必要があります。
MUSCR 1587
または
MUSCR JND
MUSCR の値を入力しなかった場合、このデフォルト値が使用されます。
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