剛体について
剛体は固定して制御される構成部品のグループで、グループ内の自由度はありません。構成部品の配置に使用する拘束によって、剛体に属する部品が決まります。これらの拘束に基づいて、自動的に剛体が定義されます。
部品やサブアセンブリなどを構成部品として組み合わせることで、アセンブリを作成します。アセンブリモードで「構成部品配置」(Component Placement) タブを使用して、アセンブリに追加する構成部品の関係を定義します。
「構成部品配置」(Component Placement) タブには 2 つのタイプの拘束条件セットがあります。一致拘束や平行拘束などのユーザー定義拘束条件セットを使用するか、システム定義拘束条件セットを使用して結合を定義できます。2 つの構成部品を部分的に拘束された状態にアセンブリした場合、結合が推定されます。
次に示すように、システム定義拘束条件セットの作成方法は、アセンブリで剛体を定義する方法によって異なります。
• システム定義拘束条件セットは異なる剛体間にのみ作成できます。
• 「構成部品配置」(Component Placement) タブで Mechanism Design の結合にシステム定義拘束条件セットを指定する場合、アセンブリの 1 つの剛体と、配置する構成部品の 1 つの剛体のみを参照できます。
• システム定義拘束条件セットの最初のアセンブリエンティティを選択すると、その結合の残りの拘束条件には同じ剛体のエンティティのみを選択できます。これは構成部品参照を選択する場合にも当てはまります。
メカニズムのグランド構成部品 (部品やサブアセンブリ) は、アセンブリから見て不動です。グランドボディには複数の部品やサブアセンブリを含めることができます。グランドボディを定義するには、デフォルトのアセンブリデータムや、すでにグランドにある部品やアセンブリを参照する拘束によって、構成部品を完全に拘束します。構成部品の拘束が不完全な場合、その構成部品はグランドボディに配置されず、新しい剛体と見なされます。
剛体を確認する最もよい方法は、メカニズムのモデルツリーで
「剛体」(RIGID BODIES) フォルダを開く方法です。モデルツリーの
をクリックして、アセンブリでメカニズムのモデルツリーを開きます。
詳細については、ヘルプセンターを参照してください。