ノートブックは非パラメトリック 2D スケッチであり、部品とアセンブリのコンセプトを文書化してアノテーション付けするときに設計ノートとして使用されます。ノートブックには設計意図が保持され、ソリッドモデルを作成するときの中核となります。設計プロセスの開始時にスケッチを作成することも、アセンブリまたは部品から図面をノートブックにインポートすることもできます。

IGES、DWG、DXF タイプの任意のファイルをノートブックにインポートできます。図面をインポートすることで、以降の設計プロセスで既存の設計をノートブックとして使用できます。ノートブックは正確な縮尺図面ではなく、実際の 3D ジオメトリとは関連付けられていません。図面と同様に、ノートブックには設計ファイル、フォーマット、および 1 つ以上のシートがあります。

ノートブックは次の目的に使用します。

ノートブックを使用することで、広範なジオメトリや詳細なジオメトリを使用しなくても、アセンブリの基本的な要件や拘束条件を定義できます。レイアウトは寸法のパラメータおよびパラメータ間の数式を設定します。グローバルデータムを使用することで、構成部品の自動アセンブリと構成部品の自動置換を行えます。

ノートブック内のスケッチジオメトリとアノテーションは、拡張子 .lay が付いたファイルに保存されます。ノートブックを使用して、アセンブリの参照情報 (グローバルパラメータとデータム) を作成、保存、および表示できます。

アセンブリ、サブアセンブリ、および部品をノートブックに宣言することで、これらに設計情報が伝達されます。アセンブリを読み込むか再生する場合、サブアセンブリと部品に宣言されているノートブックを含むすべてのノートブックが再生されてから、アセンブリ自体が再生されます。ノートブックが先に再生されることで、アセンブリ内の参照と被駆動パラメータが最新になります。ノートブックを自動的に再生しない場合は、コンフィギュレーションファイルオプション regen_notebook_w_assem を no に設定してください。