オフセットの機能強化 - 新しい「ローリングボール」オプション
Creo Parametric 10.0.1.0
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説明
「オフセット」(Offset) の新しい「ローリングボール」(Rolling Ball) オプション
• 以前はオフセットできなかった状況でも、複雑なサーフェス/キルトのオフセットを簡単に作成できるようになりました。
• 「ローリングボール」(Rolling Ball) オプションを使用することで、次のような場合にサーフェスを正常にオフセットできる可能性が高くなります。
◦ サーフェスに曲率が高い領域がある場合 (対応する曲率半径がオフセット値より小さい)。
◦ オフセットによって複雑なトポロジー変化が生じ、オフセット時に自己交差する場合。
• 「特別処理」(Special handling) により、問題のある残りのサーフェスを除外できます。
• 「パッチ」(Patching)
◦ オフセット操作中に、数学的なオフセット計算によって、ジオメトリチェックによって報告されるジオメトリ特異点 (低品質領域) を含むサーフェスと片側エッジが生成されることがあります。
◦ 新しい「パッチ」(Patching) オプション使用して、発生する可能性があるジオメトリ特異点の周囲の領域を以下によって自動的に近似します。
▪ 残差ラウンド
▪ 小液滴
◦ どちらのオプションでも、対応する半径を指定できます。一般的なパッチ半径は、オフセット寸法の 5 から 20 % です。
• ラウンド機能の機能強化が含まれています。
• 境界処理
◦ 「境界形状を保持」(Maintain boundary shape) は、境界におけるジオメトリ結果を制御する新しいオプションです。
▪ 赤色のエッジ: 「境界形状を保持」(Maintain boundary shape) が選択されていません
▪ 黄色のエッジ: 「境界形状を保持」(Maintain boundary shape) が選択されている場合に変更されたエッジ
◦ このオプションは、そのジオメトリの状況に応じて、オフセットフィーチャーの全体的な成功に影響を与えます。
◦ 側面サーフェスの作成を可能にするには「境界形状を保持」(Maintain boundary shape) が選択されている必要があります
利点
• 標準オフセットが失敗した場合にオフセットをより簡単に作成できます
• 高い曲率のジオメトリをオフセットできます
追加情報
ヒント: | なし。 |
制限事項: | • 「境界形状を保持」(Maintain boundary shape) が選択されていない場合、側面サーフェスは作成できません。 • 「ローリングボール」(Rolling Ball) オプションは、標準オフセットオプションよりも計算時間が長くなります。フィーチャーの成功は、サーフェスの品質、ジオメトリの精度、そのジオメトリの状況、適用されたフィーチャーオプション、オフセット値によって左右される場合があります。 • 低品質領域があるサーフェスがジオメトリに含まれている場合、ローリングボールオフセットによって生成されたジオメトリを変換する以降の操作は完全にはサポートされない場合があります。以降のオフセット操作では、「ローリングボール」(Rolling Ball) オプションを使用する必要があります。 以下のリンクの「サーフェスのオフセット方法 - 推奨事項」を参照してください。 |
これは、既存の機能からの置き換えですか? | いいえ。 |
この機能に関連付けられているコンフィギュレーションオプション: | なし。 |