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「サーフェスを分割」と「サーフェスを統一」の機能強化
Creo Parametric 10.0.0.0
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説明
「サーフェスを分割」フィーチャーと「サーフェスを統一」フィーチャーが次のように強化されました。
分割の一部としての閉じたコンターの処理が向上しました。
選択した各サーフェスの、定義スケッチ投影または単一の閉じたチェーンによって完全に囲まれているが交差していない領域が、作成された新しいサーフェスに含まれます。
以前は、複数のコンター/サーフェス領域を含むサーフェスでは、スケッチ投影またはチェーンによって交差されるサーフェス領域のみが含まれていました。
結果が予測しやすくなり、さらに期待に沿ったものになりました。状況によっては、反転オプションでは特に、結果が若干異なる場合があります。
Creo 9.0
1. スケッチと交差しないが囲まれているコンター
Creo 9.0 では、あいまい部分があります。閉じたスケッチ内にあり、スケッチと交差しないコンターは、作成されたジオメトリには含まれず、元のサーフェスに残ります。
Creo 10.0
1. スケッチと交差しないが囲まれているコンター
Creo 10 では、結果は予測可能です。コンターがスケッチと交差しているかどうかに関係なく、スケッチの内側のすべてのコンターが作成されたジオメトリに含まれて、新しいサーフェスに含まれます。
分割するサーフェスを選択する方法にかかわらず、同じ ID を持つサーフェスセット内のいずれかのコンターをスケッチが通過する場合、同じサーフェス ID を持つサーフェスだけが含まれます。
ID の安定性の向上
一般的なケースでは、「サーフェスを分割」フィーチャーによって作成されたサーフェスのサーフェス ID は、寸法が変更されても再生時に同じままとなり、モデルの安定性が向上します。これは Creo 10.0 で作成された「サーフェスを分割」フィーチャーに適用されます。
Creo Flexible Modeling 操作での分割エッジのサポートの強化
モデリング操作中とラウンド/面取り認識時の分割エッジの挙動がさらに予測可能なものとなりました。
分割エッジは、「移動」(Move)、「オフセット」(Offset)、「解析ジオメトリを修正」(Modify Analytic Geometry) などの Creo Flexible Modeling 操作でサポートされます。分割エッジの挙動:
変更されていないサーフェス上:
操作中に延長/トリムされた分割エッジは、元の定義域内にあるかぎり残ります。
移動/オフセットなどでの、変換後のサーフェス上:
分割エッジは剛体エッジとして変換されます。
関連するラウンド上:
分割エッジは自動的に除去されます。
正接隣接サーフェス:
正接条件は分割エッジに適用されません。
分割サーフェス "の上に" 作成されたジオメトリに対する修正:
元の定義域内で分割エッジの回復/トリム/延長が試みられます。
ラウンドと面取りに関連する機能強化:
分割エッジを含むラウンド/面取りの認識がサポートされます。
Creo Flexible Modeling 操作中の分割エッジを含むラウンド/面取りの編集、除去、再作成がサポートされていますが、分割エッジは自動的に除去されます。
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ラウンドまたは面取り上にある分割エッジ、または修正されたサーフェスに正接する隣接サーフェス上にある分割エッジは、Creo Flexible Modeling 操作中に除去されます。
統一からの制限の除去
「サーフェスを分割」フィーチャー以外の方法でサーフェスが作成された場合でも、数学的に同一であるすべてのサーフェスを統一できます。定義を編集すると、レガシーフィーチャーが新しい挙動にアップグレードされます。
利点
「サーフェスを分割」操作と「サーフェスを統一」操作に関連するより広範な設計ユースケースがサポートされます
フィーチャーの作成、再生、ジオメトリ修正時に作成されるジオメトリがさらに予測可能で安定したものになります
追加情報
ヒント:
なし。
制限事項:
既知の制限事項はありません。
これは、既存の機能からの置き換えですか?
いいえ。
この機能に関連付けられているコンフィギュレーションオプション:
なし。
これは役に立ちましたか?