プロセステンプレート
プロセステンプレートは、
「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスに追加するモデリングステップおよび解析ステップと、これらのステップの出現順序と、そのステップに関連する情報やアクティビティのタイプを定義する XML ファイルです。
Creo Simulate には、標準のプロセスガイドテンプレートが複数用意されています。さらに、上級ユーザーは独自のテンプレートや、設計エンジニアチームで使用するテンプレートを作成できます。後者の場合、類似モデルや、特定のアセンブリ内の複数の構成部品に対して作業する設計エンジニアが全員そのテンプレートを使用することで、標準的なアクティビティを実行できるようになります。
テンプレートは、任意の設計プロセスに関連するすべてのタスクで構成され、タスクが特定の順序で並べられます。テンプレートには、モデルの作成、解析、評価に必要なステップをすべて入れることができます。また、そのうちの一部だけ (たとえば、荷重定義と拘束条件定義) を入れることもできます。テンプレートには、テンプレート設計者が選択する任意の順序でステップを配置したり、特定のタスクの複数のインスタンスを保持させたり、複数のサブタスクがあるタスクを入れたりできます。
Creo Simulate では、プロセスガイドセッション用に選択したテンプレートに基づいて、
「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスが構成され、テンプレート内の各タスクをテンプレートで定義した順序に従ってリストします。テンプレートのタスクは、「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスの
ナビゲーションエリアにリストされます。また、そのリストで選択したタスクごとに、説明とタスクアクティブ化が
指示エリアに表示されます。
特定のテンプレートを、いくつものプロセスガイドセッションに対して選択することもできますが、あるセッション用にテンプレートを選択すると、そのテンプレートは Creo Simulate によってモデルファイル内にコピーされます。この時点から、セッションに保存されたテンプレートはそのモデル固有のものになります。大元のテンプレートはそのままなので、いつでも再利用できます。特定のモードに限定されているテンプレートを除き、ネイティブモードでも FEM モードでも任意のテンプレートを選択できます。ただし、一方のモードにおいて、ほか方のモードに限定されたステップが含まれるテンプレートを選択すると、それらのステップが「プロセスガイド」(Process Guide) ダイアログボックスから削除されることを示すメッセージが表示されます。
自分でテンプレートを作成する場合は、
プロセステンプレートの設計を参照して、プロセスガイドテンプレートのフォーマットと構造を習得してください。