「ビーム回転方向定義」ダイアログボックス
「ビーム回転方向定義」(Beam Orientation Definition) ダイアログボックスのアイテムを使用して、BACS に対する BSCS の方向を指定します。入力した値が BACS に対する BSCS の方向にどのように影響するかを確認するには、
形状原点の移動例または
せん断中心の移動を参考にしてください。
「モデルを微調整」(Refine Model) をクリックします。
「ビーム」(Beam) の横の矢印をクリックします。
「ビーム回転方向」(Beam Orientations) をクリックして
「ビーム回転方向」(Beam Orientations) ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスは、
「ビーム回転方向」(Beam Orientations) ダイアログボックスの
「新規」(New) をクリックして開くこともできます。
「ビーム回転方向定義」(Beam Orientation Definition) ダイアログボックスが開き、以下のアイテムが表示されます。
• 「名前」(Name) - 名前を入力するか、デフォルト名 BeamOrientx を使用します。ここで x は、定義するたびに Creo Simulate で 1 ずつ増分する番号です。
• 「説明」(Description) - 説明を入力します (オプション)。ビーム回転方向定義が完了した後、方向名をハイライトすると、「ビーム回転方向」(Beam Orientations) ダイアログボックスに説明が表示されます。
• 「方向角度」(Orientation Angle) - BSCS の X 軸を中心にして BSCS を回転する角度を指定します。
• 「形状基準」(Shape Origin)、「せん断中心」(Shear Center) - Creo Simulate のオフセットの属性としてどちらかを選択します。「DX」、「DY」、または「DZ」に入力した値が、ビーム処理座標系 (BACS) の BSCS のオフセットとして使用されます。
◦ 「形状基準」(Shape Origin) は、ビーム形状座標系 (BSCS) の原点になる点です。
◦ 「せん断中心位置」(Shear Center) は、偏向下で断面が回転するビーム断面上の中心点です。大半の標準ビーム断面では、せん断中心と形状原点は一致します。ただし、チャンネル断面と L 形断面は例外です。たとえば、チャンネル断面では、せん断中心は形状原点の下になります。
ビーム断面特性をレビューしてビーム断面を定義、編集する際、形状原点からのせん断中心のオフセットが表示できます。
• 「DX」 (FEM モードのみ) - BSCS X 軸からの BSCS X 軸のオフセット。BSCS X 軸の方向に沿ってオフセットが設定されます。
• 「DY」、「DZ」 - BSCS の軸方向に沿った BACS からの BSCS のオフセット。