スケッチャーで断面をスケッチする場合、方向参照によって 2D 環境でのスケッチの方向が決まります。方向参照を使用して、スケッチャー環境での水平拘束と垂直拘束を定義します。

スケッチ平面を選択すると、そのスケッチ平面に垂直なデータム平面がデフォルトの方向参照として自動的に選択されます。そのようなデータム平面が存在しない場合、既存の平面またはモデルのデフォルト座標系に基づいてデフォルトの方向参照が決まります。

スケッチ平面を選択したときに方向参照が自動的に選択されない場合、スケッチ平面はデフォルト座標系の X 軸をスケッチ平面に投影することで方向設定されます。X 軸がスケッチ平面に垂直な場合、Y 軸がスケッチ平面に投影されます。スケッチ平面への軸の投影が水平方向で右向きになります。

自動的に作成されたこの方向参照を確定してスケッチの作成に進むと、コンフィギュレーションオプション sketcher_auto_create_refs の値に関係なく、寸法参照を選択するよう求められます。

自動的に作成された方向参照を使用しない場合、有効な方向参照を選択することで変更できます。