Creo Manikin について
Creo Manikin では、設計の物理的特性とその対象ユーザーとの関係を調べることができます。Creo Manikin Extension または Creo Manikin Analysis Extension モジュールを使用して、人体とその活動、設備、全体の環境との適合を調べ、生産性や利便性が損なわれることなく、作業現場、工具、車両、環境の安全性、快適性、効率性を確保することができます。
Creo Manikin Extension では、グローバルな人種体型のパーセンタイル値を網羅した人体測定学的に正確な各種マネキンを Creo Parametric の任意のセッションに挿入することで、リーチ、視野、姿勢などの人間中心の各種設計を直感的に実行できます。Creo Manikin Analysis Extension では、対象ユーザーと、製品およびユーザーが生活または作業を行う環境との適合性を解析できます。
マネキンエディタでは、編集可能なマネキンの寸法を編集することで、カスタマイズされたマネキンを作成して使用できます。
Creo Parametric セッションを開いて設計シーンを開き、マネキンデータベースからマネキンを選択した後で、マネキンの位置を定義し、デフォルトの姿勢 (座位または立位) を選択する必要があります。次にマネキンを配置し、運動ツールと視野ツールを使用して、マネキンの視線、視野、リーチなどについて人間工学上の問題点がないか確認します。
通常、マネキンをシーンに挿入した後で、設計シーンに合わせてそのデフォルトの姿勢を修正する必要があります。マネキンの配置に問題がなければ、最終的な姿勢を保存するか、設計シーンを解析するときに使用できるスナップショットとして配置するか、後で再使用できるように各姿勢をライブラリに保存します。
シーンに定義されて配置されているマネキンが、マネキンのモデルツリーにアセンブリとして表示され、その位置のスナップショットも表示されます。