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シンボルと表面仕上げシンボルでのパラメータのサポート
シンボルアノテーションにパラメータを追加したり生成したりできます。パラメータは製品と製造情報に必要であり、下流のアプリケーションで利用できます。シンボルと表面仕上げシンボルに割り当てられるデフォルトのパラメータ名は次のとおりです。
PTC_SYMBOL_NAME
PTC_SURFACE_FINISH_NAME
シンボル定義へのパラメータのタグ付け
「シンボル定義属性」(Symbol Definition Attributes) ダイアログボックスの「グループ化および可変テキストのパラメータ」(Grouping and Variable Text Parameters) タブを使用して、ノードおよび可変テキストにパラメータ名をタグ付けできます。このダイアログボックスには、次のアイテムが表示されます。
すべてのグループを展開します。
すべてのグループを折りたたみます。
左側には、グループ化構造 (「グループ化」(Grouping)) と可変テキスト (「可変テキスト」(Variable Text)) があります。
右側には、対応するグループ化ノードと可変テキストにパラメータ名を追加するテキストボックス (「パラメータ名」(Parameter Name)) があります。
「グループ化および可変テキストのパラメータ」(Grouping and Variable Text Parameters) ダイアログボックスを開くには、次の手順を実行します。
1. 「アノテーション」(Annotate) タブで、「アノテーション」(Annotations) リストの「シンボルを定義」(Define Symbol) をクリックします。
2. 「メニューマネージャ」(Menu Manager) で、「再定義」(Redefine) をクリックします。「シンボル選択」(GET SYMBOL) で、「名前」(Name) をクリックします。
3. 「シンボル名」(SYMBOL NAMES) で、シンボルをクリックします。
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「インスタンス選択」(Pick Inst) を選択してシンボルインスタンスを選択することも、「検索」(Retrieve) を選択してシンボル定義をロードすることもできます。
4. 「メニューマネージャ」(Menu Manager) で、「シンボル編集」(SYMBOL EDIT) の下の「属性」(Attributes) をクリックします。「シンボル定義属性」(Symbol Definition Attributes) ダイアログボックスが開きます。
5. 「グループ化および可変テキストのパラメータ」(Grouping and Variable Text Parameters) タブを選択します。
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パラメータ名を定義する際に、カスタム名を作成できます。ただし、PTC によって予約済みの名前は使用できません。この規則の例外として、PTC_WELDPTC_ROUGHNESS_HEIGHT があります。これらの予約名だけは使用可能です。
次の条件に基づいて、パラメータ名をタグ付けできます。
ラジオボタンにパラメータ名を追加できます。ただし、このラジオボタンのすぐ下に表示される子ラジオボタンにパラメータ名を追加することはできません。たとえば、ARROW_SIDE にパラメータ名を追加することはできますが、子ノード REGULAR にパラメータ名を追加することはできません。
ルートノードが子ノードとして排他的ラジオボタンを持つ場合、パラメータテキストボックスはルートノードで使用できます。子ラジオボタンは、ルートノードパラメータの値になります。たとえば、ARROW_SIDE にパラメータ名を追加できます。このパラメータの値は REGULAR または WITH_SPACER です。
「グループ化」(Grouping) の最後のレベルにチェックボックスがあり、それに関連付けられている可変テキストがない場合、このチェックボックスをオンにすると、それにタグ付けされているパラメータの値は Yes になります。たとえば、Reference が最後のノードで、これに可変テキストが関連付けられていないとします。このチェックボックスをオンにした場合、このノードにタグ付けされているパラメータの値は "Yes" になります。
ルートノードに可変テキストが関連付けられている場合、そのノードではパラメータテキストボックスを使用できません。デフォルトでは、可変テキストのパラメータタイプは、「可変テキスト」(Variable Text) タブで定義されているものと同じになります。「グループ化および可変テキストのパラメータ」(Grouping and Variable Text Parameters) タブで使用可能な可変テキストセクションから、パラメータタイプをオーバーライドできます。
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ユーザー定義パラメータがシンボルまたは表面仕上げに存在し、シンボル定義内のシンボルパラメータにも同じパラメータ名がタグ付けされている場合、そのシンボルインスタンスのパラメータを生成または更新する際に、そのようなユーザー定義パラメータは削除されません。このような場合、シンボルパラメータを更新または生成する際に、メッセージ領域に警告が表示されます。
パラメータ名の重複
次の条件が当てはまる場合、重複したパラメータ名を指定することはできません。
ラジオボタンノードが子ノードとしてチェックボックスを持つ場合、2 つ以上のチェックボックスが同じパラメータ名を持つことはできません。たとえば、ARROW_SIDE ノードで、CONTOURFINISH、および BACK_TYPE が同じパラメータ名を持つことはできません。
ラジオボタンノードが子ノードとしてチェックボックスを持つ場合、チェックボックスと親ラジオボタンノードが同じパラメータ名を持つことはできません。たとえば、ラジオボタンノード ARROW_SIDE と、CONTOURFINISH、または BACK_TYPE のチェックボックスが同じパラメータ名を持つことはできません。
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可変テキストに重複したエントリがある場合、(「グループ化および可変テキストのパラメータ」(Grouping and Variable Text Parameters) タブにある) 「可変テキスト」(Variable Text) セクション内の可変テキストの 1 つのエントリだけにパラメータ名を追加できます。複数のパラメータ名を追加する場合、名前がそれぞれ異なる可変テキストが必要です。
パラメータタイプの不一致
可変テキストの値が一致しない場合、パラメータタイプが一致していない可能性があります。可変テキストの値が「シンボル定義属性」(Symbol Definition Attributes) ダイアログボックスでその可変テキストに設定されているパラメータタイプと一致しない場合、その可変テキストにパラメータは作成されず、エラーメッセージが表示されます。たとえば、「シンボル定義属性」(Symbol Definition Attributes) ダイアログボックスの「可変テキスト」(Variable Text) タブで可変テキストのタイプが「テキスト」(Text) に設定されていて、「グループ化および可変テキストのパラメータ」(Grouping and Variable Text Parameters) でそのパラメータタイプが実数または整数に設定またはオーバーライドされている場合、シンボルインスタンスを配置すると、「シンボルのカスタマイズ」(Symbol Customization) ダイアログボックスでその可変テキストに文字列値が追加されます。そのような場合、その可変テキストにパラメータは追加されず、可変テキストの値をチェックして修正するように指示するエラーメッセージが表示されます。
選択したシンボルのパラメータ名の表示
グループ化と可変テキストのパラメータ名は、「シンボル定義パラメータ情報」(Symbol Definition Parameter Info) ダイアログボックスを使用して表示されます。選択したシンボルのパラメータ名を表示するには、次のいずれかの操作を行います。
シンボルを選択し、「アノテーション」(Annotate) タブで、オーバーフローメニュー「アノテーション」(Annotations) > 「シンボル定義パラメータ情報」(Symbol Definition Parameter Info) の順にクリックします。
オーバーフローメニュー「アノテーション」(Annotations) > 「シンボル定義パラメータ情報」(Symbol Definition Parameter Info) の順にクリックし、シンボルを選択します。
このダイアログボックスでは、パラメータ情報のみを表示できます。
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