EMX リボンについて
Creo Expert Moldbase オプションには、リボンにある「EMX」タブからアクセスできます。Creo Expert Moldbase タブで使用可能なオプションは、Creo Parametric 内のモデルのタイプと関連するモードによって異なります。
アセンブリモード
Creo Expert Moldbase のモールドベースプロジェクトは、必ず、アセンブリから始まります。そのため、アセンブリモードがデフォルトモードです。「EMX アセンブリ」(EMX Assembly) タブには、次のグループがあります。
• 「準備」(Preparation) グループ
◦ 「分類」(Classify) -
「分類」(Classify) ダイアログボックスで、アセンブリ構成部品用のさまざまなモデルタイプを設定します。
◦ 「トリム面を識別」(Identify trim faces) -
「トリム面を識別」(Identify trim faces) ダイアログボックスで、エジェクタピンとリフターのトリムサーフェスとしてキルトを選択して指定します。
• 「プロジェクト」(Project) グループ - 次のオプションを使用して、プロジェクトを作成、修正、および完了します。
◦ 「新規作成」(Create New) ◦ 「修正」(Modify) ◦ 「仕上げ」(Finish) • 「構造」(Structure) グループ - 次のオプションを使用して、サブアセンブリをプロジェクトに追加または除去します。
◦ 「サブアセンブリを追加」(Add Subassemblies) ◦ 「サブアセンブリを除去」(Remove Subassemblies) • 「モールドベース」(Mold Base) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 「キャビティレイアウト」(Cavity Layout) - キャビティのレイアウトを管理します。
◦ 「アセンブリの定義」(Assembly Definition) -
「アセンブリの定義」(Assembly Definition) ダイアログボックスで、モールドベースの一般設計を定義します。
◦ 「キャビティカットアウト」(Cavity Cutouts) -
「キャビティカットアウト」(Cavity Cutouts) ダイアログボックスを使用して、キャビティプレートにポケットを作成します。
◦ 「構成部品ステータス」(Component Status) -
「構成部品ステータス」(Component Status) ダイアログボックスを使用して、プロジェクトでアセンブリまたは事前定義可能な構成部品モデルのタイプを定義します。
◦ 「主軸のオフセットを定義」(Define Main Axis Offset) -
「主軸のオフセットを定義」(Define Main Axis Offset) ダイアログボックスを使用して、中心を外れたモールドベースの主軸オフセットを定義します。
◦ 「成形機」(Machine) -
「成形機」(Machine) ダイアログボックスで、成形機パラメータ設定を事前定義します。
• 「ビュー」(View) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 次のオプションを使用して、事前定義された簡略表示を切り替えます。
▪ 「固定側」(Fixed Half) ▪ 「可動側」(Moving Half) ◦ 「構成部品を追加」(Add component to) - 事前定義されたビューに構成部品を追加します。
• 「ドキュメント」(Documentation) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 「部品表」(Bill of Materials) -
「部品表」(Bill of Materials) ダイアログボックスで、設計の作業を開始する前に、部品と構成部品のパラメータを定義します。
◦ 「BOM パラメータを編集」(Edit BOM Parameters) -
「BOM パラメータを編集」(Edit BOM Parameters) ダイアログボックスを使用して、選択した部品の BOM パラメータを修正します。
◦ 「現在のモデルの図面を開く」(Open drawing of current model) と
「選択したモデルの図面を開く」(Open drawing of selected model) - 現在のモデルまたは選択されたモデルの図面を開きます。
• 「EMX ツール」(EMX Tools) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 「モデルサイズ」(Model Size) ◦ 「テクノロジの色を設定」(Set Technology Colors) ◦ 「精度」(Set Accuracy)
◦ 「座標系の位置をエクスポート」(Export Csys Position)
◦ 「型締力を計算」(Calculate Clamping Force)
• 「管理ツール」(Administrator Tools) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 「オプション」(Options) -
「EMX オプション」(EMX Options) ダイアログボックスから
Creo Expert Moldbase を設定します。
◦ 「構成部品エディタ」(Component Editor) -
「構成部品エディタ」(Component Editor) ダイアログボックスで、EMX 構成部品とライブラリ部品データベースを管理します。
◦ 「モールドベースエディタ」(Mold Base Editor) -
「モールドベースエディタ」(Mold Base Editor) ダイアログボックスで、モールドベースサプライヤデータベースを修正します。
◦ 「図面フォーマットを追加」(Add Drawing Formats) - モデルパラメータと図面フォーマットが追加されます。
◦ 「使用されていないモデルを検証」(Verify Unused Models) - 現在のワーキングディレクトリ内のモデルが使用されているかどうかを確認します。
◦ 「パラメータを置換」(Replace Parameters) - 既存のパラメータのセットをファイル <installdir>/configuration/param_replace.cfg で定義された新しいパラメータと置き換えます。
• 「ヘルプ」(Help) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 「ヘルプ」(Help) - EMX ヘルプセンターにアクセスします。
◦ 「Expert Moldbase Extension のバージョン情報」(About Expert Moldbase Extension) - インストールされた
Creo Expert Moldbase のリリースバージョンをチェックします。
「EMX 構成部品」(EMX Components) タブには、次のグループがあります。
• 「冷却部品」(Cooling Component) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 「冷却部品」(Cooling Component) - 新しい冷却部品を定義します。
◦ 「水穴デザイナー」(Waterline Designer) - 冷却サーキットを動的に作成します。
◦ 「水穴を表示」(Show waterline) - フル冷却サーキットを含むモデルを作成します。
◦ 「すべての冷却穴の直径を変更」(Change diameter of all cooling holes) - すべての水穴の直径を修正します。
◦ 「選択した冷却穴の直径を変更」(Change diameter of selected cooling holes) - 個々の水穴の直径を修正します。
◦ 「水穴全体を削除」(Delete entire waterline) - すべての冷却部品と穴をプロジェクトアセンブリから削除します。
• 「エジェクタピン」(Ejector Pin) グループ - このグループには、次のオプションがあります。
◦ 「エジェクタピンデザイナー」(Ejector Pin Designer) - エジェクタピンを動的に定義します。
◦ 「エジェクタピン」(Ejector Pins) - 新しいエジェクタピンを定義します。
◦ 「既存のエジェクタピンを更新」(Update existing ejector pins) - 参照距離が変更された場合に既存のエジェクタピンを更新します。
◦ 「すべてのエジェクタピンを削除」(Delete all Ejector Pins) - 現在のアセンブリ内のすべてのエジェクタピンを削除します。
◦ 「エジェクタピンヘッドをトリム」(Trim Ejector Pin Heads) - エジェクタピンヘッドを相互に対してトリムします。
◦ 「エジェクタピンのオーナーモデルを識別」(Identify ejector pin owner models) - 選択した部品でレイアウトカーブを持つエジェクタを事前定義する準備します。
◦ 「エジェクタボアを追加」(Add Ejector Bores) - アセンブリされた各エジェクタピンのカットアウトの有無をチェックし、存在しない場合は追加します。
• 「構成部品」(Components) グループ: 次のオプションを使用して Creo Expert Moldbase 構成部品を作成します。
◦ 「スクリュー」(Screw) ◦ 「ガイド構成部品」(Guide Component) ◦ 「部品」(Equipment) ◦ 「ストップシステム」(Stop System) ◦ 「ノックピン」(Dowel Pins) ◦ 「サポートピラ」(Support Pillar) ◦ 「スライダー」(Slider) ◦ 「ロックセット」(Latch Lock) ◦ 「リフター」(Lifter) • 「ライブラリ」(Library) グループ:
「アセンブリ」(Assemble):
「ライブラリ構成部品」(Library Components) ダイアログボックスで、構成部品を
Creo Expert Moldbase ライブラリ構成部品として定義します。
• 「構成部品の処理」(Component Handling) グループ: 次のオプションを使用して、構成部品を修正、除去、およびアセンブリします。
◦ 「修正」(Modify) ◦ 「除去」(Remove) ◦ 「再アセンブリ」(Assemble Again) ◦ 「コピーとしてアセンブリ」(Assemble as Copy) ◦ 「定義済みの構成部品をアセンブリ」(Assemble predefined components) 製造モード
キャビティインサートアセンブリは製造モデルです。そのため、製造モードのリボンでは一部の Creo Expert Moldbase コマンドを使用できます。キャビティインサートアセンブリの準備中に、「分類」(Classify) ダイアログボックスと「重複キャビティ」(Duplicate Cavity) ダイアログボックスが必要になる場合があります。製造モデルで「トリム面を識別」(Identify trim faces) を使用してトリムサーフェスを選択することをお勧めします。
「EMX 製造モード」(EMX Manufacturing Mode) タブには、次のグループがあります。
• 「準備」(Preparation) グループ:
◦ 「分類」(Classify) -
「分類」(Classify) ダイアログボックスで、アセンブリ構成部品用のさまざまなモデルタイプを設定します。
◦ 「トリム面を識別」(Identify trim faces) -
「トリム面を識別」(Identify trim faces) ダイアログボックスで、エジェクタピンとリフターのトリムサーフェスとしてキルトを選択して指定します。
◦ 「重複キャビティ」(Duplicate Cavity) -
「インサートコピーを作成」(Create Insert Copies) ダイアログボックスを使用して、重複キャビティインサートアセンブリを作成します。
• 「プロジェクト」(Project) グループ:
「新規作成」(Create New) - 新しいプロジェクトを作成します。
図面モード
「EMX 図面モード」(EMX Drawing Mode) には、モールドベース図面を編集するための次のグループがあります。
• 「ドキュメント」(Documentation) グループ:
「部品表」(Bill of Materials) - 図面に BOM バルーンを配置します。
• 「エジェクタピン」(Ejector Pin) グループ:
「図面シンボルを追加」(Add Drawing Symbols) - 図面内のエジェクタピンにシンボルを適用します。
部品モード
部品モードでは、すべてのタイプの構成部品を事前定義できます。
「EMX 部品モード」(EMX Part Mode) タブには、次のグループがあります。
• 「準備」(Preparation) グループ:
「トリム面を識別」(Identify trim faces) -
「トリム面を識別」(Identify trim faces) ダイアログボックスで、エジェクタピンとリフターのトリムサーフェスとしてキルトを選択して指定します。
• 「構成部品」(Components) グループ - さまざまなタイプの構成部品を作成します。
• 「ライブラリ」(Library) グループ - ライブラリ構成部品を使用できます。
• 「操作」(Operations) グループ - 次のオプションを使用できます。
◦ 「修正」(Modify) ◦ 「除去」(Remove) ◦ 「再アセンブリ」(Assemble Again) ◦ 「コピーとしてアセンブリ」(Assemble as Copy) • 「EMX ツール」(EMX Tools) グループ - 次のオプションを使用できます。
◦ 「モデルサイズ」(Model Size) ◦ 「テクノロジの色を設定」(Set Technology Colors) ◦ 「精度」(Set Accuracy)
◦ 「座標系の位置をエクスポート」(Export Csys Position)
◦ 「型締力を計算」(Calculate Clamping Force)
• 「管理ツール」(Administrator Tools) グループ - 次のオプションを使用できます。
◦ 「オプション」(Options) ◦ 「構成部品エディタ」(Component Editor) • 「ヘルプ」(Help) グループ - 次のオプションを使用できます。
◦ 「ヘルプ」(Help) - EMX ヘルプセンターにアクセスします。
◦ 「Expert Moldbase Extension のバージョン情報」(About Expert Moldbase Extension) - インストールされた
Creo Expert Moldbase のリリースバージョンをチェックします。