キャビティインサートアセンブリ内のトリムキルトの識別について
EMX では、次に示すように、エジェクタピンとリフターを参照モデルまたはカットキルトサーフェスに対してトリムすることができます。
• 参照モデルに対してトリム -
「分類」(Classify) ダイアログボックスで、
「参照モデル」(Reference model) として分類された部品とエジェクタピンまたはリフターが交差している場合は、トリム操作中に
「ジオメトリにトリム」(Trim to Geometry) フィーチャーが作成されます。
このフィーチャーは使い方が簡単で、参照モデル内に追加のフィーチャーを作成する必要がありません。ただし、このトリムフィーチャーは、次の設計条件において、失敗するか、想定どおりにエジェクタピンをトリムしない可能性があります。
◦ 特定の自由形式形状で、フィーチャーが失敗することがあります。
◦ エジェクタピンの 2 次元断面が参照モデルによって完全に覆われていない場合は、フィーチャーがエジェクタピンを完全にトリムしない可能性があります。
◦ 穴に対してエジェクタピンが定義されている場合は、参照モデルが見つからないため、フィーチャーが作成されません。
設計に上記のいずれかが含まれている場合は、キルトサーフェスに対するトリムフィーチャーを作成します。
• トリムキルトサーフェスに対してトリム - エジェクタピンが
「トリム面」(Trim Faces) ダイアログボックスで指定されたキルトサーフェスと交差している場合は、トリム操作中に
「ソリッド化」(Solidify) フィーチャーが作成されます。これらのキルトサーフェスは参照モデル内で作成する必要があります。
ソリッド化フィーチャーは、次の理由により、参照モデルに対して作成されたトリムフィーチャーに伴う制限を解消します。
◦ 自由形式形状では、ソリッド化フィーチャーが安定している。
◦ キルトサーフェスは参照モデルジオメトリの範囲を超えることができるため、エジェクタピンの 2 次元断面を完全に覆うことができます。
◦ キルトサーフェスは、参照モデルジオメトリ内の穴を埋めるために使用できます。
キルトを追加または除去するには、「トリム面」(Trim Faces) ダイアログボックスを使用します。エジェクタピンまたはリフターをトリムする場合は、「トリム面」(Trim Faces) とマークされたキルトのみを使用できます。リスト内にキルトが存在しない場合は、リフターをトリムできません。トリムサーフェスは、部品、アセンブリ、および製造モードで選択できます。
1. > の順にクリックします。「トリム面」(Trim Faces) ダイアログボックスが開きます。
2. キルトを削除するには、
「既存のトリム面」(Existing trim faces) リストでキルトを選択し、
をクリックしてリストからキルトを削除します。
3. キルトを追加するには、
をクリックし、グラフィックウィンドウでキルトを選択します。
「閉じる」(Close) をクリックするとダイアログボックスが閉じます。