積層オブジェクトの除去
積層オブジェクトを設計に含めない場合、積層から除去できます。除去された積層オブジェクトは消費され、積層オブジェクトのジオメトリが除去されます。これ以降はこれらを設計で使用することはできません。除去された積層オブジェクトは質量特性の計算に寄与しません。
プライオブジェクトやコアオブジェクトなど、さまざまなタイプの積層オブジェクトを複数選択して除去できます。積層オブジェクトを除去すると、複合材ツリーに「プライを除去」フィーチャーが作成されます。ただし、積層オブジェクトの手動プライフィーチャーまたはコアプライフィーチャーはそのまま残ります。
積層オブジェクトを積層から除去するには、次の手順に従います。
1. 積層ツリーで、積層オブジェクトを選択します。
2. 以下のいずれかを実行します。
◦ ミニツールバーで、
「プライを除去」(Remove Ply) を選択します。
3.
「OK」をクリックします。
除去された積層オブジェクトは積層ツリーに表示されなくなります。
積層ツリーでの除去された積層オブジェクトの表示
除去された積層オブジェクトを積層ツリーに表示するには、次の手順に従います。
1.
「ツリーフィルタ」(Tree Filters) をクリックします。
「積層ツリーフィルタ」(Laminate Tree Filters) ダイアログボックスが開きます。
2. 消費されたプライオブジェクトを表示するには、
「消費されたプライ」(Consumed Plies) チェックボックスをオンにします。
3. 消費されたコアオブジェクトを表示するには、
「消費されたコア」(Consumed Cores) チェックボックスをオンにします。
4. 「OK」をクリックします。
積層ツリーで、消費されたプライオブジェクトには
![](../composite_design/images/ply_consumed16x16.png)
が表示され、消費されたコアオブジェクトには
![](../composite_design/images/composite_core_consumed_ply16x16.png)
が表示されます。
除去された積層オブジェクトの回復
除去された積層オブジェクトを回復するには、次の手順に従います。
1. 複合材ツリーで、「プライを除去」フィーチャーを右クリックします。
2. 以下のいずれかを実行します。
◦
「抑制」(Suppress) をクリックします。
◦
「削除」(Delete) をクリックします。
回復した積層オブジェクトが積層ツリーに表示されます。