溶接のジオメトリタイプの変換について

溶接フィーチャーとエッジ準備フィーチャーは、それらを表すために使用されるジオメトリに関係なく、必要なすべての定義およびパラメータを維持します。したがって、設計および製造目的で、エッジ準備を軽量またはソリッドに変換でき、溶接を軽量、サーフェス、またはソリッドに変換できます。これには、以下のいずれかの方法を使用します。

• 「溶接」(Welding) タブで

「変換」(Convert) をクリックして「溶接を変換」(Convert Welds) ダイアログボックスを開きます。複数の溶接フィーチャーとエッジ準備フィーチャーを選択し、すべての依存フィーチャーとともに異なるジオメトリ表示に変換します。

• モデルツリーでエッジ準備フィーチャーまたは溶接フィーチャーを右クリックし、ショートカットメニューから

「以下に変換」(Convert to) を選択します。

注記溶接フィーチャーがエッジ準備ジオメトリを参照する場合にエッジ準備を変換すると、溶接フィーチャーは参照を失い、その溶接フィーチャーは失敗します。

注記溶接フィーチャーの失敗を避けるには、自動計算ではなく、ユーザー定義の

「軽量溶接軌道」(Lightweight weld trajectory) オプションを使用して溶接を作成します。

使用ケース	ガイドライン	説明
子のないソリッドエッジ準備	エッジ準備を軽量に変換します。	軽量エッジ準備に変換する際に使用します。ソリッドジオメトリに再変換する場合、ソリッドの参照はすべて維持されます。
サーフェス溶接のあるソリッドエッジ準備	エッジ準備を軽量に変換し、溶接はフリーズするか、溶接も軽量に変換します。	サーフェス溶接からソリッドエッジ準備を参照し、その後ソリッドエッジ準備を軽量エッジ準備に変換した場合は、サーフェス溶接も軽量溶接に変換する必要があります。
軽量溶接のあるソリッドエッジ準備	エッジ準備を軽量に変換し、軽量溶接を維持します。	軽量溶接を維持できるのは、新しい軽量エッジ準備の参照を継承するからです。
子のない軽量エッジ準備	エッジ準備をソリッドに変換します。	ソリッドジオメトリに変換する場合は、保存されたソリッドパラメータにより、設計内にジオメトリが自動的に作成されます。軽量ジオメトリに変換する場合、ソリッドの参照はすべて維持されます。
軽量溶接のある軽量エッジ準備	エッジ準備をソリッドに変換し、溶接はフリーズするか、溶接もソリッドに変換します。	ソリッドエッジ準備では、軽量溶接を変換し、軽量溶接の参照先をソリッドジオメトリに変更する必要があります。
サーフェス溶接のある軽量エッジ準備	エッジ準備をソリッドに変換し、サーフェス溶接を維持します。	軽量エッジ準備をソリッドエッジ準備に変換すると、適切な (代替) 参照が与えられ、フィーチャーの子はすべてフリーズします。