Creo リバースエンジニアリング (リスタイル) > リスタイルにおける多項式サーフェスの作成 > サーフェスの数学的プロパティの定義について
  
サーフェスの数学的プロパティの定義について
4 つの点やクロスの終点を使用したり、選択ボックスから多項式サーフェスを作成するために、一部のタイプのサーフェスを作成するときに、サーフェスの数学的プロパティを定義することができます。これらのプロパティは、「形状修正」(Modify Shape) タブか、「プロパティ」(Properties) ダイアログボックスで設定することもできます。
「タイプ」(Type) リストから、以下のサーフェスタイプを選択できます。
「スプライン」(Spline) - セグメントの数のみを制御できます。点の数を増やすと、適合性が高く、位置拘束や正接拘束をより忠実に満たしたサーフェスを作成できます。フィレットなど、自然界の形状や拘束されたサーフェスを作成するときにこのサーフェスタイプを使用します。
「ベジエ」(Bezier) - 多項式の次数を制御します。次数を大きくすると適合性が向上します。このサーフェスタイプは、拘束されたサーフェスには適していません。サイズの大きいスムーズなサーフェスを作成するときに使用してください。このサーフェスタイプを使用すると、最も高品質なサーフェスを作成できます。
「B-スプライン」(B-spline) - 多項式の次数とセグメントの数を制御します。次数を小さくして、セグメント数を増やすと、スプラインサーフェスと同様のサーフェスが作成されます。次数を大きくして、セグメント数を少なくすると、ベジエサーフェスと同様のサーフェスが作成されます。
 
ベジエサーフェスおよび B-スプラインサーフェスの場合、U および V の最大次数は 15 です。
U 方向と V 方向の両方に 2 つのセグメント (パラメータ) を持つ B-スプラインサーフェスは、ベジエサーフェスになります。
複数の構成部品が含まれていない解析サーフェスであれば、そのサーフェスのプロパティを修正できます。プロパティを修正すると、このサーフェスは多項式サーフェスになります。
サーフェスを作成した後で、そのサーフェスの定義を変更するには、 「数学的プロパティ」(Mathematical Properties) をクリックし、「プロパティ」(Properties) ダイアログボックスでサーフェスのプロパティを変更します。サーフェスのプロパティを変更すると、次の結果が得られます。
セグメント数や次数が多いほど、サーフェスの柔軟性が高くなり簡単に操作できるようになります。サーフェスのセグメント数が多いほど、ファセットデータにより忠実で、より精度の高いサーフェスを作成できます。
セグメント数や次数が少ないほど、厳密なサーフェスになります。このタイプのサーフェスは、よりスムーズで、外観が美しくなります。