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トポロジー要素密度の調査について
「トポロジー要素密度」(Topology Element Density) 応答を選択した場合、いくつかの方法でトポロジー要素密度の結果を調査できます。
要素とは、モデルを構成する小さな単位のことです。最適化された各要素は密度の値を持ちます。これが各要素のトポロジー設計変数値 (体積分率) となります。この値の範囲は 0.0 から 1.0 です。最適化では、値が 0.0 に近い要素は通常は除去され、値が 1.0 に近い要素は通常は維持されます。一般に、密度がこの中間にある要素が多数あります。
下側カットオフ値を定義することで、その値より密度が高い要素を維持できます。
トポロジー要素密度プロット
トポロジー要素密度プロットでは、密度の値それぞれに色が割り当てられます。以下の図で、赤色は高密度を示し、青色は低密度を示しています。
トポロジー要素密度アイソサーフェス
アイソサーフェスは、指定されているカットオフ値と要素密度が等しい場所を通るサーフェスをモデル全体に生成することによって作成されます。下側カットオフ値より密度が大きいすべての領域がアイソサーフェスによって囲まれます。
下側カットオフ値はモデルの質量分率とは関係ありません。このカットオフはトポロジーの結果に含める要素を指定するためだけに使用されます。このカットオフ値よりも密度の値が小さい要素はすべて除外されます。
以下の図で、青色は密度の値がカットオフ値より大きいことからモデルで維持されている要素を示しています。赤色は最適化から除外された要素を示しています。