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シミュレーションの精度
ライブシミュレーションで取得される結果の精度は、次によって異なります。
解析されている部品の、モデルジオメトリ全体のサイズに対するサイズ - 特定の薄い部品に対する全体的なジオメトリが大きいほど、結果の精度が低くなります。次の例では、次に示すとおり、薄状ジオメトリを持つ領域に荷重が適用されています。
この場合、「シミュレーションの精度」(Simulation Quality) スライダーの値が約 25% である、次の出力シミュレーションが表示されます。
結果では、調査対象の領域の精度がいくらか低下しています。これは、概して、ジオメトリに対してシミュレーションが実行されるためです。
結果の精度低下について、拡大されたビューを次に示します。
「シミュレーションの精度」(Simulation Quality) スライダーの値 - 解析するジオメトリが完全なジオメトリに対して薄い場合、「シミュレーションの精度」(Simulation Quality) スライダーを使用して結果の精度を向上させます。
「設定」(Setup) > 「パフォーマンスオプション」(Performance Options) の順にクリックします。「シミュレーションの精度」(Simulation Quality) ダイアログボックスが開きます。シミュレーションの速度を遅くし、精度を高くするには、スライダーを右に移動します。100% の 「シミュレーションの精度」(Simulation Quality) スライダーで同じシミュレーションを実行した場合、シミュレーション結果が次の図に示すように正しく表示されます。
薄状ジオメトリのシミュレーションの精度を向上するには
ライブシミュレーション結果の精度を向上するには、次の 1 つまたはすべての操作を行います。
大きいグラフィックカード (より多くのメモリとより速いクロック速度) を使用 - より詳細な大きな問題をシミュレートできます。
小さい問題をシミュレート - モデルをシミュレーションの小さな領域に分割し、小さい領域で個別にシミュレーションを実行します。それがジオメトリ全体の一部である場合、小さい領域に存在する適切な境界条件を適用します。
残りのモデルと比べて非常に薄いジオメトリの解析では、「シミュレーションの精度」スライダーで大きい値を使用します。ライブシミュレーションの精度のデフォルト値を設定するには、コンフィギュレーションオプション sim_live_result_quality を使用します。値は 0.05 から 1.0 まで変化し、0.05 の倍数で変更できます。
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