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ランダム応答解析の問題
この章では、ランダム応答解析の問題と Structure での結果について説明します。ランダム応答解析では、既知のパワースペクトル密度 (PSD) の静止ランダム荷重に対するシステムの応答が測定されます。
mvsr001: 簡易支持ディープビームのランダムフォース振動応答
mvsr002: 簡易支持ディープ薄板正方形プレートのランダムフォース振動応答
mvsr001: 簡易支持ディープビームのランダムフォース振動応答
解析タイプ:
ランダム応答解析
モデルタイプ:
ビーム
比較対象:
NAFEMS ベンチマーク
参考文献:
Selected Benchmarks for Forced Vibration, Report No. E1261/R002 Issue 03.2/15 June 1990, pp. 20. Test 5R
説明:
(荷重の) パワースペクトル密度が一様なランダムフォースを適用された、簡易支持正方形断面ビームの応答を特定します。
仕様
要素のタイプ:
正方形ビーム
単位:
MKS
寸法:
L: 10.0、a =2
材料特性:
質量密度: 8000
ヤング率: 2e11
ポアソン比: 0.3
拘束条件:
場所:
自由度:
点 A に配置
点 B に適用
X 方向の直線移動、Y 方向の直線移動、Z 方向の直線移動、Rx 方向の回転移動を固定
Y 方向の直線移動と Z 方向の直線移動を固定
荷重:
説明
(一様分布荷重の) パワースペクトル密度が均一なランダムフォース
PSD = (10e6 N/m) ^2/Hz、減衰 = 2 % (使用する 16 のモードすべて)
結果データの比較
NAFEMS
Structure
差 (%)
ミッドスパンでのピーク変位 PSD (mm^2/Hz)
180.90
182.599
0.939
PSD 周波数 (Hz)
42.65
42.6002
0.116
mvsr002: 簡易支持ディープ薄板正方形プレートのランダムフォース振動応答
解析タイプ:
ランダム応答解析
モデルタイプ:
3D
比較対象:
NAFEMS ベンチマーク
参考文献:
Selected Benchmarks for Forced Vibration, Report No. E1261/R002 Issue 03.2/15 June 1990, pp 25. Test 13R
説明:
(荷重の) パワースペクトル密度が一様なランダムフォースを適用された、簡易支持薄板正方形プレートの応答を特定します。
仕様
要素のタイプ:
シェル
単位:
MKS
寸法:
L: 10.0、厚み: 0.05
材料特性:
質量密度: 8000
ヤング率: 2e11
ポアソン比: 0.3
拘束条件:
場所:
自由度:
エッジ AD および BC 上に配置:
エッジ AB および DC 上に配置:
Y 方向の直線移動、Z 方向の直線移動、X 軸を中心とした回転、Z 軸を中心とした回転を固定
X 方向の直線移動、Z 方向の直線移動、Y 軸を中心とした回転、Z 軸を中心とした回転を固定
荷重
詳細
(プレート全体に対する一様な圧力の) パワースペクトル密度が均一なランダムフォース
PSD = (100 N/m ^2) ^2/Hz、減衰 = 2 % (使用する 16 のモードすべて)
結果データの比較
NAFEMS
Structure
差 (%)
中心でのピーク変位 PSD (mm^2/Hz)
2063.20
2065.39
0.101
PSD 周波数 (Hz)
2.377
2.376
0.042