Creo Simulate > Creo Simulate 検証ガイド > 大変形を含む静解析の問題
  
大変形を含む静解析の問題
この章には、大変形を含む静解析の問題が掲載されています。そのような解析では、荷重を加えた結果大変形が生じ、モデルが元の形状からはっきり認められるほど変形するときの、変形、応力、歪みが計算されます。
標準の解析結果に加え、すべてのシステム定義メジャーも自動的に計算されます。計算されるメジャーは解析のタイプによって異なります。
mvsd001: 単一の非保存力が加わったヒンジ付き直角フレーム
解析タイプ:
大変形解析
モデルタイプ:
3D
参考文献:
Argyris, J.H., and Symeonidis, Sp., "Nonlinear Finite Element Analysis of Elastic Systems Under Nonconservative Loading Natural Formulation Part I. Quasistatic Problems," Computer Methods in Applied Mechanics and Engineering, 26 (1981), pp75–123.
説明:
ヒンジ付きの直角フレームが、右上隅と左下隅で直線方向に拘束されています。このフレームには、右上の拘束位置から 96 cm 離れた位置に非保存的下方荷重が加えられています。荷重は小さな領域に適用される圧力荷重を使用してシミュレートされています。荷重適用点における横方向と縦方向の変位を計算します。
仕様
要素のタイプ:
ソリッド (56)
単位:
cm、N
寸法:
長さ: 120
幅: 3
奥行き: 2
材料特性:
質量密度: 0
単位質量あたりのコスト: 0
ヤング率: 7.2e6
ポアソン比: 0.3
熱膨張: 0
熱伝導率: 0
拘束条件:
右上隅と左下隅: 直線移動を固定
荷重:
位置/マグニチュード:
分布:
空間的変化:
垂直
右上の拘束位置から 96 cm 離れた 3 cm2 の領域に 15 kN
圧力
一様
結果データの比較
荷重適用点における変位
理論値
Structure
差 (%)
横方向の変位 (x)
3.5
3.88
10%
縦方向の変位 (y)
17.0
16.4
3.5%
収束: SPA
RMS 応力誤差推定値: 0.3 %
最大次数: 7
方程式の数: 3912