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特定のモードをトラック
Structure の場合にかぎり、目標または制限のメジャーとして modal_frequency を選択すると、このアイテムが表示されます。最適化の間、特定のモードに従うよう Creo Simulate を設定する場合は、このアイテムを選択します。この場合、そのモードの周波数が隣接するモードの周波数より大きくまたは小さくなった場合でも、そのモードに従うことになります。
Creo Simulate で最適化の実行中に設計変数が変更されるので、別のモードの周波数が変化する可能性があります。つまり、最初にモード 2 だったものが、最後にはモード 3 になることもあります。
たとえば、「モード」(Mode) として「モード 2」(Mode 2) を選択して「特定のモードをトラック」(Track Specific Mode) を選択すると、Creo Simulate で最適化の各ステップにおいて、元のモデルのモード 2 の形状に最も形状が近いモードの周波数がトラックされます。
Creo Simulate では、その周波数のモード番号がサマリーファイルにレポートされます。サマリーファイルには、「解析および設計検討」(Analyses and Design Studies) ダイアログボックスの「情報」(Info) > 「ステータス」(Status) コマンドを使用してアクセスできます。
「特定のモードをトラック」(Track Specific Mode) を選択しない場合、モードの形状が変化したとしても、2 番目に周波数が低ければどのモードであっても Creo Simulate で最適化されます。
「特定のモードをトラック」(Track Specific Mode) を選択する際には、以下の点に注意してください。
モードのトラックでは、最適化の実行中は各エッジの多項式次数が一定である必要があります。最適化の最初のインターバルで、modal_frequency メジャーと連携した解析の値が Creo Simulate によって計算されます。Creo Simulate で最初のインターバルで収束に至った多項式次数が、残りのインターバルで使用されます。
剛体運動モードでは、「特定のモードをトラック」(Track Specific Mode) を選択しないでください。解析に剛体運動モードが含まれている場合、剛体運動以外のモードのトラックでは、剛体運動モードは Creo Simulate によって無視されます。
座屈解析では、「特定のモードをトラック」(Track Specific Mode) は選択できません。最小の正の座屈モードは最初に障害を起こす可能性があるため、Creo Simulate では自動的に最小の正のモードがトラックされます。