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対話型診断
対話型診断を実行することで、解析中に生成されたすべてのメッセージを確認できます。対話型モードで解析を実行するよう選択した場合、Creo Simulate によって「実行ステータス」(Run Status) ダイアログボックスの「シミュレーション診断」(Simulation Diagnostics) 領域にエラー、警告、情報メッセージが書き込まれます。
対話型モードで解析を実行しない場合、Creo Simulate で警告が表示されたり記録されたりすることはありません。解析中に生成された警告についての情報を得ることはできません。Creo Simulate で解析の実行中に発生したエラーが表示されないことがあります。モデルにエラーがないことを確認するには、対話型診断を実行する必要があります。
対話型診断を実行し、実行中に「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスを閉じた場合、Creo Simulate でエラーと警告の記録が残ります。これらは「情報」(Info) > 「診断」(Diagnostics) の順にクリックするか「実行ステータス」(Run Status) ダイアログボックスを再び開くことで後から確認できます。最後に実行した解析中に生成されたエラーメッセージ、警告メッセージ、情報メッセージが表示されます。
解析の実行が完了した後、その解析中に生成されたすべてのエラーと警告を表示できます。「解析および設計検討」(Analyses and Design Studies) ダイアログボックスを開き、解析を選択します。「実行ステータス」(Run Status) ダイアログボックスを開くと、「シミュレーション診断」(Simulation Diagnostics) 領域に、選択した解析の実行中に生成されたすべてのメッセージが表示されます。「実行ステータス」(Run Status) ダイアログボックスの「解析の詳細」(Analysis Details) 領域に解析名が表示されます。
Creo Simulate で解析の実行中に無効な荷重や拘束条件が見つかった場合、解析中はそのような荷重や拘束条件が無視され、「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスに該当するメッセージが書き込まれます。このような荷重や拘束条件は、モデルから完全に削除されません。コンフィギュレーションオプション sim_expanded_diagnosticsyes に設定した場合、対話型診断を実行すると、Creo Simulate によってアセンブリモデルでグローバル干渉チェックも実行されます。
Creo Simulate で各エラーに関連するジオメトリがハイライトされ、メッシュが適切でないインスタンスや荷重または拘束条件が無効であるインスタンスにマーカーが付きます。「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスで、個々のエンティティまたは要素を選択して詳しく調べることができます。