Creo Simulate > 追加情報 > パフォーマンスの向上 > ディスクスペースリソースの管理のガイドライン
  
ディスクスペースリソースの管理のガイドライン
ディスクスペースリソースを管理するのに役立つガイドラインを次に示します。
リソース使用量を前もって予測し、リソースが不足するのを防ぐようにしてください。Creo Simulate は多くのストレージを必要とするアプリケーションなので、ディスクスペースおよびスワップ領域を十分確保し、リソースの使用量を定期的に監視するようにしてください。このような方法は、予期しないリソース不足が発生するのを防ぐのに役立ちます。
リソースおよびパフォーマンス情報はエンジンログファイル (study//study.stt ファイル、study は設計検討名) に書き込まれます。エンジンではこのファイル内の情報を、解析のステップごとに更新します。
study/study.pas ファイル内の見出し Begin Element Calculations の直後に示されている情報をレビューすることで、ジョブの実行中に、必要なディスクスペースの総量を予測することができます。この情報により、因子分解したグローバル剛性マトリックスがどれくらい大きいか (ダイレクトソルバーを使用している場合)、および要素マトリックスファイルがどれくらい大きいかを知ることができます。
ダイレクトソルバーを使用しているジョブでは、ディスクスペースの総量は、グローバルマトリックスファイルのサイズに要素マトリックスファイルのサイズの 3 倍を加えたものにほぼ等しくなります。
反復ソルバーを使用しているジョブでは、ディスクスペースの総量は、要素マトリックスファイルのサイズに、ダイレクトソルバーが使用された最後のパス (つまり最初の反復ソルバーパスの直前のパス) のグローバルマトリックスプロファイルを加えたものにほぼ等しくなります。
プラットフォームによっては、複数のディスクをストライピングファイルシステムとして設定することができます。ストライピングファイルシステムではディスク I/O が複数のディスク間で並列に分割されます。Creo Simulate の作業ディレクトリをストライピングファイルシステムに割り当てることにより、I/O パフォーマンスの向上と所要時間の短縮につながる場合があります。