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メモリ割り当て
RAM 割り当てをオンにするには、「メモリ割り当て (MB)」(Memory allocation (MB)) を選択します。デフォルトでは、RAM 割り当てはオフになっています。ここで入力する値により、方程式を解いたり、反復ソルバーによって作成された要素データを格納したりするために予約される RAM の量 (メガバイト) が設定されます。エンジンでは、実行に必要な残りのメモリ量が動的に割り当てられます。
設計検討を実行する前に、エンジンで使用する RAM の量を設定できます。マシンにインストールされている RAM の量にもよりますが、この設定を変更することによってエンジンソルバーのパフォーマンスを向上させることができる場合もあります。
「メモリ割り当て (MB)」(Memory allocation (MB)) を選択すると、Creo Simulate でデフォルト値の 128 メガバイトが表示されます。コンフィギュレーションオプション sim_solver_memory_allocation の値を別の数値に設定することで、このデフォルト値を変更できます。0.1 より大きい値を指定してください。
割り当て値を設定するためのヒントを次に示します。
設計スタディの実行にはデフォルト割り当て量を使用できます。
マシンの RAM が大きい場合、指定する RAM の量を増やすと、大規模なモデルの実行時間を短縮できます。ただし、使用可能な RAM よりも指定した割り当て量が大きすぎる場合、実行速度がかなり遅くなります。
また、十分なメモリを指定していない場合、特にデフォルトよりも少ない値を指定している場合にも、実行速度が遅くなります。
反復ソルバーの速度を改善するには、このオプションで指定する RAM 割り当て量を増やします。
ソルバー RAM の指定方法の詳細については、ソルバーおよび要素データへ RAM を割り当てるときのガイドラインを参照してください。