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NASTRAN 結果データベースのロード
Creo Simulate の FEM モードでは、「ホーム」(Home) > 「結果」(Results) の順にクリックすると、MSC/NASTRAN 結果に直接アクセスし、ポストプロセッサにロードできます。「ホーム」(Home) > 「実行」(Run) > 「FEM 結果を開く」(Open FEM Results) によってロードされる FEM 結果ではなく、NASTRAN 結果にアクセスするこの機能には次のような利点があります。
ビーム応力、ビーム合力およびシェル合力、ビームのせん断とモーメント、ビーム応力計算点など、利用可能なより多くの種類の結果を表示できます。
結果をフリンジプロットとして表示する際に、結果を平均値および未平均値のいずれでも表示できます。ただし、平均化には論理的な制限があります。
「ファイルを開く」(File Open) ダイアログボックスを使用して MSC/NASTRAN 結果ファイルをロードすることもできます。「タイプ」(Type) ドロップダウンリストからファイルタイプとして「Simulate 結果 (*.rwd、*.rwt、*.mrs、*.xdb)」(Simulate results (*.rwd*.rwt*.mrs*.xdb)) を選択してから、.xdb ファイルを選択します。
NASTRAN 結果をロードする前提条件として、MSC/NASTRAN ソルバーを使用して FEM モデルの解析を実行する必要があります。ソルバーを実行すると、拡張子 .xdb が付いた NASTRAN 結果ファイルが作成され、カレントディレクトリに格納されます。
「結果」(Results) コマンドをクリックすると、「結果」(Results) ユーザーインタフェースが開いてファイル選択ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスは、ロードする .xdb ファイルを指定するのに使用します。
NASTRAN .xdb ファイルを指定すると、ポストプロセッサでは、結果だけでなく、節点や要素、およびその結合性についての情報もファイルから読み取ることができます。また、ポストプロセッサでは、開いている現在のモデルおよび選択した .xdb ファイルに関連付けられた、FEM メッシュおよび結果 .frd ファイルの検索も行います。ポストプロセッサは .frd ファイルを、メッシュデータを読み取るの目的にのみ使用します。
モデルの計算をオフラインで行った場合は .frd ファイルがカレントディレクトリにないことがありますが、それでも .xdb ファイルから結果を表示できます。.frd ファイルがあるかどうかに基づき、Creo Simulate は次のように動作します。
.frd ファイルがある場合、Creo Simulate は .frd ファイルのメッシュデータをメモリに読み取り、Creo Parametric のウィンドウにメッシュを表示します。ユーザーはメッシュジオメトリエンティティにアクセスすることができ、必要に応じて選択することができます。レイヤー単位で結果を表示することもできます。
.frd ファイルがない場合、Creo Simulate では引き続きカレントモデルが表示され、メッシュジオメトリにアクセスすることはできません。結果グラフやレイヤー、保存されたビューは利用できません。