Creo Simulate > 参照リンク > 応力の各成分と、テキストブックでの例との関係
  
応力の各成分と、テキストブックでの例との関係
ネイティブモードの Structure によってレポートされた応力結果または応力メジャーを、テキストブックの例に関連付けようとすると、Creo Simulate によって表示される応力成分の方向がテキストブックと若干異なる場合があります。
次の図は、標準のテキストブックアプリケーションでの応力成分の方向を示しています。
テキストブックでの応力の定義と Structure によってレポートされた値との関係を次の項目に示します。
テキストブックでは一般に、法線方向の応力を記号 で、そして応力が作用する平面を下付き文字で示します。法線方向の応力が張力の場合は正となります。Structure では法線方向の応力を、Stress XX、Stress YY、および Stress ZZ として示します。
テキストブックでは一般にせん断応力を記号 と 2 つの下付き文字で示します。最初の下付き文字はそのせん断応力が作用する平面を示し、2 番目の下付き文字はそのせん断応力と平行な座標軸を示します。
せん断応力の符号は、そのせん断応力が作用する平面の法線方向に依存します。外向きの法線が正の場合、せん断応力がそれと平行な座標軸の正方向を向いていればせん断応力は正となります。外向きの法線が負の場合、せん断応力がそれと平行な座標軸の負方向を向いていればせん断応力は正となります。
Structure ではせん断応力を、Stress XY、Stress XZ、および Stress YZ として示します。他の 3 つのせん断応力成分については次の対応関係があります。
Stress XY = Stress YX
Stress XZ = Stress ZX
Stress YZ = Stress ZY