弾塑性材料のテスト
実験テストから求められた真応力と真の全歪みの値を指定するには、「塑性硬化則の定義」(Plastic Hardening Law Definition) ダイアログボックスのテストエリアを使用します。
「テスト」(Test) >
「新規」(New) の順に選択するか
をクリックして、テストを新規作成します。新しいテストごとに、テストエリアに新しいタブが追加されます。1 つの材料にテストを 10 個まで作成できます。
テストを使用した弾塑性材料の作成では、次の点に注意してください。
• 応力-歪みカーブの降伏点と塑性部分のデータのみを指定する必要があります。
• 真の全歪みおよび対応する真応力の値には、単調増加する値を入力する必要があります。テストを 1 つだけ定義する場合、応力の 1 つ目の値は材料の
引張り降伏応力であり、歪みの 1 つ目の値は引張り降伏応力を材料のヤング率で割った値です。
複数のテストを定義する場合、1 つ目の値は引張り降伏応力であり、これは定義されているすべてのテストの応力列の 1 つ目のエントリの平均値です。歪みの 1 つ目の値は降伏歪みであり、これは引張り降伏応力を材料のヤング率で割った値です。降伏歪みの値を編集することはできません。
• 入力する
テストデータのタイプは、定義した材料で実行する解析のタイプによって異なります。
• テストを削除するには、「テスト」(Test) > 「削除」(Delete) の順に選択します。
• テストエリアの下部にあるドロップダウンリストで応力の単位を選択できます。モデルに設定済みの主要単位系によって、デフォルトとして表示される単位が決まります。
応力-歪みデータを含むファイルをインポートするには、
「テスト」(Test) >
「インポート」(Import) の順にクリックするか
をクリックします。応力-歪みファイルは次のフォーマットで記述されている必要があります。
• 応力-歪みデータは ASCII ファイルに含まれている必要があります。
• 歪みと応力の値の各ペアは、歪み、応力の順序で 1 行に記述されている必要があります。
• 応力と歪みの値がスペースで区切られている必要があります。
• 各行で、# の後ろのデータは無視されます。
• 歪みの値は単調増加する必要があります。
インポートされたファイルのデータが、応力-歪みデータテーブルに表形式で表示されます。
テストのデータをすべてクリアするには、
「テスト」(Test) >
「クリア」(Clear) の順に選択するか
をクリックします。