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せん断 DY、せん断 DZ
これらの値を「ビーム断面定義」(Beam Section Definition) ダイアログボックスに入力すると、せん断の中心 (ビーム断面がゆがみによって回転する際の断面上の中心点) から、ビーム断面の重心位置までの主軸を基準とした距離を指定できます。
これらの特性の値は、2 重対称ではない (2 本の垂直軸を中心に対称ではない) ビーム断面に関係します。正方形や長方形など、多数の標準ビーム断面タイプでは、せん断中心やビーム重心位置は同じになります。
チャンネル、薄肉スケッチ、および L 形断面については、これらの値は Creo Simulate によって自動的に計算されます。一般ビーム断面およびソリッドスケッチビーム断面については、値を自分で計算し、ダイアログボックスでその値を指定する必要があります。
せん断中心を通して直接ビームを読み込み、指定カーブに断面を揃えることによって、要素の動きからねじれを取り除くことができます。この操作を行うには、ビーム回転方向機能を使用して、ビームオフセットを適用します。オフセット距離を表示して、ビーム断面特性をレビューする際にビーム回転方向を入力できます。このレビューで入力した「せん断中心」(Shear Center) の値は、BCPCS を基準にしてレポートされます。または、「ビーム回転方向定義」(Beam Orientation Definition) ダイアログボックスの「せん断中心」(Shear Center) オプションを選択し、オフセット値をゼロに設定しておくこともできます。