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マッピングされたメッシュについて
マップメッシュ制御オプションを使用して構造化されたメッシュを作成することで、一般的に、解析の実行時間が大幅に短縮されます。
マッピングされたメッシュのプロセスは、モデル全体またはモデルの特定の部分に使用できます。
マッピングされたメッシュは、次の場合に役立ちます。
計算された接触圧力の精度が接触領域内のメッシュの再分割と規則性に大きく依存する、接触インタフェースがあるモデル。
大変形解析。
弾塑性材料での解析。
薄いウォール構造の大変形解析。
このタイプの制御では、サーフェスやサーフェス領域に四角形と三角形のメッシュ領域を作成したり、構成部品やボリューム領域に六面体と五面体のメッシュ領域を作成したりすることができます。点、頂点、エッジ、サーフェス、またはメッシュ領域エッジを選択して四角形と三角形のメッシュ領域を作成できます。同様に、点、頂点、エッジ、サーフェス、ボリューム、構成部品、メッシュ領域エッジ、またはメッシュ領域面を使用して六面体と五面体のメッシュ領域を作成できます。各メッシュ領域内に、隣接する領域と一貫した多数のマッピングされたメッシュを作成できます。あるいは、1 つの領域に 1 つの要素を配置します。2D モデルでは、四角形と三角形のメッシュ領域のみを作成できます。
構造化されていないメッシュを使用してメッシュされているボリューム境界サーフェスに対して 2D マップメッシュ領域を使用できます。ボリューム境界サーフェス (シェル特性がない境界サーフェス) に対して 2D マップメッシュ領域を使用することで、メッシュ生成の初期段階で拘束として機能する、構造化された境界メッシュが作成されます。このボリューム境界サーフェスは 2D マップメッシュ領域に従ってメッシュされるのに対し、残りのボリューム境界は標準プロセスに従ってメッシュされます。2D マップメッシュ領域では、ボリューム境界サーフェス上に三角形の要素のみが作成されます。マップメッシュによって作成された四角形の各メッシュ領域は 2 つの三角形メッシュ領域に分割されます。
1 つのモデルにつき、抑制されていない状態のマップメッシュ制御を 1 つだけ適用できます。FEM モードで作成されたマップメッシュ領域はネイティブモードでも有効であり、ネイティブモードで作成されたマップメッシュ制御は FEM モードでも有効です。