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IEAC の特異点の選択
Creo Simulate では、モデル内の特異点を識別し、隔離除外 AutoGEM 制御 (IEAC) としてグループ化できます。いろいろなタイプの特異点をグループ化することで、モデルに 1 つまたは複数の IEAC メッシュ制御を作成できます。1 つまたは複数の IEAC を解析用に選択することで、モデル内の特定のタイプの特異点を除外することもできます。
「AutoGEM 制御」(AutoGEM Control) ダイアログボックスの「隔離除外」(Isolate for Exclusion) オプションを選択すると、「特異点を事前選択」(Preselect Singularities) オプションとそれに対応するダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスを使用して、モデル内のタイプの異なる特異点を同時に選択できます。
Structure モードと Thermal モードでは、「特異点を事前選択」(Preselect Singularities) ダイアログボックスに以下のタイプの特異点が表示されます。
Structure
Thermal
指定した角度より小さいリエントラントコーナー
指定した角度より小さいリエントラントコーナー
ポイント荷重 (デフォルト)
ポイントの熱荷重 (デフォルト)
ポイント拘束 (デフォルト)
ポイントの指定温度 (デフォルト)
エッジ荷重
ポイントの熱伝達条件
エッジ拘束
エッジ熱荷重
エッジの指定温度
エッジの熱伝達条件
各エッジに沿った 5 つのサンプル点で、Creo Simulate によってリエントラントコーナーのエッジ角度が測定されます。サンプルの最小角度が指定した値未満である場合、そのコーナーはリエントラントコーナーと見なされます。コンフィギュレーションオプション sim_reentrant_geom_angle を使用して値を指定できます。最小角度には 1 から 359 度の範囲で値を設定できます。
シェル圧縮後、リエントラントエッジがリエントラント頂点になる場合があります。シェル圧縮後に頂点になるエッジを隔離要素として選択した場合、その頂点が隔離されます。
選択に応じて、Creo Simulate によってモデル内の指定したタイプの特異点がすべて識別され、「AutoGEM 制御」(AutoGEM Control) ダイアログボックスの選択コンテナに追加されます。
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