IEAC の要素の隔離

Creo Simulate では、モデル内の特異点に隣接する要素を隔離することで、メッシュを再分割できます。有効なメッシュが作成された後、IEAC メッシュ制御の情報に基づいてメッシュをさらに微調整できます。IEAC メッシュ制御は、最初に有効なメッシュが作成された後で、要素の最適化によってメッシュが疎になりすぎるのを防止するためにも使用されます。モデル解析の要件に従って、隔離点に隣接する要素のサイズを指定することで、メッシュを微調整できます。

シェルモデルの場合、メッシュをさらに微調整するには、IEAC の「AutoGEM 制御」(AutoGEM Control) ダイアログボックスの「シェルの分離」(Isolation for Shells) エリアにある「自動」(Automatic) または「最大要素サイズ」(Maximum Element Size) オプションを使用して、特異点の近くにある要素の数を制御します。

ソリッドモデルの場合、特異点の近くにあるメッシュを微調整するには、IEAC 「AutoGEM 制御」(AutoGEM Control) ダイアログボックスの「ソリッドの分離」(Isolation for Solids) エリアにある「最大要素サイズ」(Maximum Element Size) オプションを使用して、要素のサイズを制御します。

2D モデルでは、1 つのタイプの隔離のみを行えます。平面応力モデルの場合、「シェルの分離」(Isolation for Shells) エリアのみが有効になります。平面歪みモデルと軸対称モデルの場合、「ソリッドの分離」(Isolation for Solids) エリアのみが有効になります。

以下のオプションを使用して、特異点の周囲に作成される要素の数を制御できます。

• 「自動」(Automatic) - 特異点に隣接するシェルメッシュを Creo Simulate で自動的に微調整できます。

• 「最大要素サイズ」(Maximum Element Size) - 要素の最大サイズを、モデルサイズの長さまたはパーセントとして指定します。Creo Simulate で指定した長さ以下の要素を作成するよう試みられます。数値を入力し、「%」チェックボックスがオフになっていることを確認することで、値を絶対値として指定できます。「%」チェックボックスをオンにして、要素の最大サイズをモデルサイズのパーセントとして指定することもできます。

注記直交座標でモデルを囲む境界ボックスの対角線の長さを測定することで Creo Simulate によってモデルのサイズが求められます。