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モーメント
ばねモーメント、拘束条件によって構造に作用しているモーメント、または仮想的なカットを通して作用している合力モーメントのいずれかのを測定するには、モーメントメジャーを使用します。
「モーメント」(Moment) を選択すると、「メジャーの定義」(Measure Definition) ダイアログボックス「量」(Quantity) エリアが拡張し、以下のオプションが表示されます。
「拘束での反力」(Reaction At Constraint)
「合力」(Resultant) - ボリューム領域のサーフェスや、構成部品間の結合インタフェースなど、モデルの仮想的なカットを通して作用するすべてのモーメントの合力を計算します。
Spring
ダイアログボックスには次の項目も表示されます。
「コンポーネント」(Component) - 次のいずれかを選択します。
マグニチュード
X
Y
Z
オプション「X」「Y」、または「Z」の場合は、メジャー定義に関係する座標系を選択します。「拘束での反力」(Reaction At Constraint) または「合力」(Resultant) としてモーメントメジャーを定義している場合、参照ポイントも選択する必要があります。
「空間的評価」(Spatial Evaluation) - ダイアログボックスの「量」(Quantity) エリアでの選択に応じて、ダイアログボックスのこのエリアに次のオプションが表示されます。
「拘束条件」(Constraint) - このオプションは、量に「拘束での反力」(Reaction At Constraint) を選択している場合に表示されます。 をクリックして拘束条件を選択します。この量に対してはポイントも選択する必要があります。
「サーフェス」(Surfaces)/「エッジ」(Edges)/「構成部品」(Components) - 量として「合力」(Resultant) を選択した場合、これらのオプションが「空間的評価」(Spatial Evaluation) エリアに表示されます。3 つのオプションのいずれかを選択して をクリックし、モデルで関連するジオメトリエンティティを選択します。選択したエンティティによって、モデルを貫通する、合力モーメントを計算する仮想的なカットが定義されなければなりません。サーフェスを使用して、ボリュームを貫通する仮想的なカットを定義し、エッジやカーブを使用して、シェルを貫通するカットを定義します。
次の表に、これら 3 つのオプションを使用してモデルを貫通する仮想的なカットを定義する方法を示します。
オプション
選択可能なジオメトリエンティティ
合力メジャーの方向
「サーフェス」(Surfaces)
サーフェス、サーフェス領域、またはボリューム領域のサーフェスを選択します。
選択したサーフェス上に、仮想的なカットの法線を示す紫色の矢印が表示されます。法線の方向を反転するには、サーフェスをクリックします。
サーフェスエッジの外向き法線ベクトルが指す方向を選択します。
「エッジ」(Edges)
エッジ、サーフェス領域のエッジ、またはボリューム領域のエッジを選択します。
データムカーブは選択できません。
モデルの選択したエッジ上に、このエッジに接する 2 つのサーフェスのうちの一方の接線を示す紫色の矢印が表示されます。
もう一方のサーフェス法線を選択するには、そのエッジをクリックします。
「成分」(Components)
(アセンブリモードでのみ可能)
構成部品を 2 つ選択します。
同じ構成部品を 2 回選択したり、すでに選択されている構成部品の一部を選択することはできません。
仮想的なカットの外向き法線は、第 1 構成部品から第 2 構成部品の方向を向いています。
つまり、合力メジャーは、第 2 構成部品から第 1 構成部品に伝わるモーメントを計算します。
 
*注記 合力メジャーを定義するサーフェスの境界には荷重または拘束条件を適用しないでください。適用した場合、メジャーで計算される値が不正確になることがあります。
「ポイント」(Point) - 「量」(Quantity) として「拘束での反力」(Reaction At Constraint) または「合力」(Resultant) を選択した場合、これらのオプションが「空間的評価」(Spatial Evaluation) に表示されます。モーメントを定義するモデル上のポイントを指定します。
「ばね」(Spring) - このオプションは、量に「ばね」(Spring) を選択している場合に表示されます。ばねを指定します。ポイント間のばね、またはポイントとグランド間のばねだけが選択できます。
「時間/周波数評価」(Time/Frequency Eval) - このチェックボックスは、「ばね」(Spring) を選択した場合にのみ表示されます。メジャーに動的評価方法を定義する場合は、このチェックボックスをオンにします。利用できる方法は「ステップごと」(At Each Step) のみであり、Creo Simulate で各時間ステップまたは各周波数ステップでメジャーの値が計算されます。
「次の解析タイプに有効」(Valid for Analysis Types) - 「メジャーの定義」(Measure Definition) ダイアログボックスのこのエリアには、選択した量のタイプに有効な解析タイプのリストが表示されます。
「上位アセンブリレベルで表示可能」(Visible at higher assembly level) - 「量」(Quantity) エリアで「合力」(Resultant) または「ばね」(Spring) を選択した場合、このオプションが表示されます。このオプションを選択した場合、部品レベルで定義されているメジャーもアセンブリレベルで計算されます。
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