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例: 空間的に変化する荷重
Creo Simulate では、スケール係数と荷重のマグニチュードを乗じることにより、そのポイントの荷重値またはベクトルを取得し、荷重を分散させることができます。各補間で計算した荷重値間の距離に応じて荷重が分散されます。
たとえば、次のモデルの境界エッジには、-Y 方向で補間された 100 ポンドのフォース荷重があります。
この場合、ポイント 3 に 100% の荷重がかかり、ポイント 0 には荷重がないように、スケール値がまばらになっています。2 点間のポイントは、特定のスケール係数に補間ポイントのスケール係数をかけて、荷重が均等になっています。
上の荷重は、「単位長さあたりのフォース」(Force Per Unit Length) により空間を分散させています。全荷重を適用すると、カーブに適用される全荷重とダイアログボックス上の荷重値が一致するように、Creo Simulate でカーブ全体の荷重が正規化されます。
補間荷重を適用すると、Creo Simulate はパラメータ空間で処理を行います。パラメータ空間はコード内部の代表空間であり、Creo Simulate ではこの空間でモデルジオメトリが表されます。Creo Simulate では、パラメータ空間で補間値が計算され、補間が定義されたエンティティに補間値がマッピングし直されます。
つまり、補間荷重が意図したとおりに必ずしも適用されない場合があります。このように補間荷重を行うことによって、「荷重補間」(Load Interpolation) ダイアログボックスの「レビュー」(Review) ボタンを使用して、適用された荷重が適切かどうか確認します。レビュー機能を使用すると、関連する荷重のマグニチュードをエンティティ上の異なるポイントで表示することができます。
この例は、補間荷重の非常に簡単な例です。補間ポイントの位置とスケール係数の使用方法によって、より複雑な方法で補間荷重を形成することができます。
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