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単純なシェル
「シェル定義」(Shell Definition) ダイアログボックスで名前および関連するサーフェスを指定し、シェルタイプとして「単純」(Simple) を指定した後で、Creo Simulate「特性」(Properties) エリアで次の情報を指定する必要があります。
「厚み」(Thickness) - シェルの厚さを正の値として指定できます。厚さの単位をドロップダウンリストで選択するか、デフォルトの単位をそのまま使用できます。Creo Simulate でサーフェスのシェル要素が作成されると、指定した厚みが、選択したサーフェスの両側に均等に割り当てられます。たとえば、シェルの厚みに 1 を指定した場合、Creo Simulate でサーフェスの上面に 0.5、底面に 0.5 が割り当てられます。
厚みフィールドはパラメータ対応編集フィールドです。このフィールドは Creo Parametric パラメータを受け入れ、これらのパラメータは表示されているリストから選択できます。
厚み値として定義式を入力することもできます。
個々のキルトサーフェスに割り当てるシェルの厚みは、別のシェル定義の一部としてキルトサーフェスに割り当てられたほかの厚みをオーバーライドします。
「材料」(Material) - シェルの材料を指定します。矢印をクリックして、すでにモデルに関連付けられている材料特性のドロップダウンリストを表示します。ドロップダウンリストに希望の材料が表示されない場合は、「詳細表示」(More) をクリックしてほかの材料を表示するか、新規の材料を作成します。
部品では、部品の材料がデフォルトで選択されています。アセンブリでは、材料はデフォルトで選択されません。
単純なシェルでは等方性の材料だけを使用できるので、ドロップダウンリストにはこれらの材料だけが含まれます。「詳細表示」(More) をクリックした後に異方性材料を選択すると、単純なシェルでは等方性材料特性を使用しなければならないことを示すメッセージが表示されます。
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