質量タイプ別の特性 (FEM モード)
「質量定義」(Mass Definition) ダイアログボックスの「特性」(Properties) エリアに入力する必要のある情報は、「タイプ」(Type) エリアで「単純」(Simple)、「アドバンス」(Advanced)、「構成部品 1 点付加」(Component At Point)、「分布構成部品」(Component Distributed) のどれを選択したかによって異なります。以下に概要を示します。
◦ 「全質量」(Total Mass) - サーフェスまたはカーブに沿った質量の分布は、メッシュ節点によって異なります。各節点は隣接節点に寄与します。質量分布は、隣接節点からの寄与により加重されます。たとえば、2 つの隣接節点があるカーブ上の節点の質量分布は、隣接節点が 1 つだけの節点の 2 倍になります。
◦ 「ポイントあたりの質量」(Mass Per Point) または「単位長さごとの質量」(Mass Per Unit Length) または「単位面積あたりの質量」(Mass Per Unit Area) - ポイントでは、全質量は指定した値とポイントの数の積になります。カーブでは、全質量は、指定した値と長さの積になります。サーフェスでは、全質量は指定した値と面積の積になります。質量分布は、隣接節点からの寄与により加重されます。
質量単位をドロップダウンリストで
選択するか、デフォルトの単位をそのまま使用できます。
• 「アドバンス」(Advanced) - アドバンス質量の場合、
「座標系」(CSYS) エリアで座標系を選択するか、デフォルトの WCS をそのまま使用します。アドバンス質量の
質量特性も指定する必要があります。質量特性は、選択されている座標系に関連しています。モデルに対してすでに定義されている質量特性を使用することも、
「詳細表示」(More) をクリックして新しい質量特性を定義することもできます。
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ヒント: アドバンス質量は、円柱座標系の Z 軸にも、球座標系の  = 0 軸にも配置できません。 |
• 「構成部品 1 点付加」(Component At Point) - 構成部品質量の場合は、アセンブリ上の部品またはサブアセンブリの 1 つを選択します。Creo Simulate で、質量定義には構成部品の質量、慣性モーメント、および重心が使用されます。質量分布は必ずポイント単位になります。
• 「分布構成部品」(Component Distributed) - このタイプの質量では、アセンブリ上の部品またはサブアセンブリの 1 つを選択します。Creo Simulate で、質量定義には構成部品の質量のみが使用されます。構成部品の慣性は無視されます。このタイプでは、質量分布は必ず全質量になります。
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 注記 「構成部品 1 点付加」(Component At Point) と 「分布構成部品」(Component Distributed) はアセンブリモードでのみ使用できます。 |