シェル圧縮をテストするには
シェル圧縮のテストにより、特にペアエラーなどのモデル内での問題の領域を識別できます。解析を実行する前にこのテストを実行すると、Creo Simulate でペア方式から作成された中間サーフェスを表示できます。
2. ネイティブモードでは「AutoGEM」メニュー、FEM モードでは「メッシュ」(Mesh) メニューから、次のいずれかのオプションを選択します。
◦ 「中間サーフェス」(Midsurface)
- シェル圧縮のみを行います。
◦ 「ソリッド/中間サーフェス」(Solid / Midsurface)
- シェルに適した部分とソリッドに適した部分が混在する混合モデルに使用します。
3. FEM モードで
「ホーム」(Home) >
「ジオメトリをレビュー」(Review Geometry) の順にクリックするか、ネイティブモードで
「解析モデル化」(Refine Model) >
「ジオメトリをレビュー」(Review Geometry) の順にクリックして
「シミュレーションジオメトリ」(Simulation Geometry) ダイアログボックスを開きます。
4. 「シミュレーションジオメトリ」(Simulation Geometry) ダイアログボックスの「シェルサーフェス」(Shell Surfaces) および「元のジオメトリ」(Original Geometry) を選択して、シェル圧縮を確認します。混合モデルの場合、「ソリッドサーフェス」(Solid Surfaces) も選択します。
「非ペア化サーフェス」(Unpaired Surfaces) を選択して、モデル内の非ペア化サーフェスを確認します。
「非対サーフェス」(Unopposed Surfaces) を選択して、モデル内の非対サーフェスを確認します。
5. 「適用」(Apply) をクリックし、中間サーフェスに配置されているシェル要素を確認します。
6. モデルを調べ、ペア方式にエラーがあるかどうかを調べます。
7. Creo Simulate で中間サーフェス内のギャップ、中間サーフェスが作成されなかった対になった領域、および間違ったサーフェスを選択しペアにした領域には特別の注意を払ってください。モデル内にギャップがある場合は、
部品内のギャップまたは
アセンブリ内のギャップを参照してください。
8. シェルのみのモデルでは (ネイティブモードでは
「AutoGEM」メニュー、FEM モードでは
「メッシュ」(Mesh) メニューの
「中間サーフェス」(Midsurface) を選択した場合)、
Creo Simulate でペア方式で非ペア化サーフェスまたは
非対サーフェスが見つかると、警告メッセージが表示され、対話型診断ウィンドウに
診断メッセージが表示されます。対話型診断を利用して、それぞれの問題を特定して解決します。
9. モデルのシェル圧縮の確認を終えたら、「閉じる」(Close) をクリックします。
10. モデルツリーでシェルペアを選択し、右クリックして
「編集」(Edit) を選択し、ペア化や配置の問題を解決します。