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階層メッシュのワークフロー
階層メッシュを使用するには、ほかの方法よりも効率的ないくつかの方法があります。ワークフローは、企業で使用している設計プロセス、アセンブリの性質、また、ここでは説明しないその他の要因によって異なります。
ただし、1つの方法の概要を説明するために、大規模なアセンブリに適切なワークフローの例をここに示します。これらの手順は、ここに示した順序で実行する必要はありません。別の順序で実行した場合も同じ結果が得られます。また、すべての状況に対して必要ではない手順もあります。
たとえば、このワークフローでは、設計者が個々の構成部品ですべての作業を完了してから、システムインテグレータがトップレベルアセンブリでの作業を開始します。ただし、システムインテグレータがトップレベルアセンブリのすべての結合を設定した後に、設計者が構成部品メッシュを使用するワークフローも簡単に使用できます。後者のワークフローでは、剛点の位置がプロセスの非常に早い段階で識別されるので、複雑な構成部品レベルのメッシュには特に有効です。
個々の構成部品の準備
部品またはサブアセンブリレベルであらかじめメッシュする、トップレベルアセンブリに含まれる構成部品を決定します。
トップレベルアセンブリで荷重伝達結合を作成できるように、部品またはサブアセンブリレベルで、これらの構成部品上に剛点を配置します。
「メッシュの番号付け」(Mesh Numbering)メッシュ制御を使用して、節点、要素、およびローカルメッシュ ID の範囲を各構成部品に割り当て、後で構成部品をトップレベルアセンブリに入れたときに矛盾が発生しないようにします。
個々の構成部品のメッシュ
部品またはサブアセンブリレベルで、あらかじめメッシュされた状態でトップレベルアセンブリに表示される構成部品のメッシュを作成します。
トップレベルアセンブリの準備
トップレベルアセンブリに結合を追加します。
あらかじめメッシュした構成部品を、ビーム、ばね、接触、剛体リンク、またはウェイトリンクを使用して、アセンブリのその他の部分に接続します。
必要に応じて、メッシュしていないトップレベルアセンブリの構成部品を、ビーム、ばね、または結合を使用して結合します。
メッシュジェネレータで使用しない構成部品レベルのメッシュ制御をオフにします
必要に応じてアセンブリレベルのメッシュ制御を追加します。「メッシュの番号付け」(Mesh Numbering) および「メッシュ ID オフセット」(Mesh ID Offset) メッシュ制御を使用して、トップレベルアセンブリでのすべての ID の矛盾を解決します。
トップレベルアセンブリのメッシュ
アセンブリメッシュを生成します。得られたメッシュには、トップレベルのメッシュと、あらかじめメッシュされたすべての構成部品の個々のメッシュの両方が含まれます。
メッシュジェネレータにより問題が通知された場合は、修正し、アセンブリを再メッシュします。
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