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リエントラントコーナー
このオプションでは、モデル内の個別サーフェスでリエントラント (たとえば角の内側など) コーナーを検出し、その周りに小さい要素のセットが配置されます。リエントラントコーナーを、応力または流束が集中した領域に適用できます。リエントラントコーナーの周りに複数の小さな要素を配置すると、ローカルフィーチャー近くの高い応力または流束によって、それより大きな隣接要素での解析処理の効率が低下するのを防ぐことができます。この AutoGEM フィーチャーの動作の例については、例:リエントラントコーナーを参照してください。
AutoGEM では、複数サーフェス間のリエントラントコーナーは検出されません。また、ボリューム上のリエントラントコーナーも検出されません。3D ソリッド要素では、リエントラントコーナーはエッジです。2D ソリッド要素と 3D シェル要素では、リエントラントコーナーは頂点です。シェル圧縮後、リエントラントエッジがリエントラント頂点になる場合があります。
「リエントラントコーナー」(Reentrant Corners) オプションは Structure と Thermal 両方の「AutoGEM 設定」(AutoGEM Settings) ダイアログボックスに表示され、どちらのモードでも同じ効果があります。
「リエントラントコーナー」(Reentrant Corners) が選択されている場合、リエントラントコーナーの周りに作成された移行要素を解析の定義時に犠牲要素として指定できます。解析の定義時に犠牲要素を選択すると、リエントラントコーナーで作成された要素が Creo Simulate で自動的にハイライトされます。
コンフィギュレーションオプション sim_expanded_diagnostics を yes に設定した場合、ソリッドモデルのメッシュの作成時に、特異リエントラントコーナーを形成するエッジが Creo Simulate でハイライトされます。
次の理由により、リエントラントコーナーの周りには 1 つ以上の犠牲要素を作成する必要があります。
その位置の近くの結果に特に注目する場合。犠牲要素の結果が正確でない可能性はありますが、隣接する要素の結果は正確です。
ローカルフィーチャー近くの高い応力または流束によって、近くの広範囲にある要素での解析処理の効率が低下するのを防ぐため。
リエントラントコーナーの周りで犠牲要素を指定しないと、隣接する要素の結果が正確でない場合にエンジン効率が低下する恐れがあります。
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