Creo Simulate の「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスには、AutoGEM のステータスや、エラー、警告、情報のメッセージが表示されます。メッシュ作成の問題の原因となった要素またはジオメトリエンティティが Creo Simulate でハイライトされます。「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスで、個々のエンティティまたは要素を選択して詳しく調べることができます。

Creo Simulate でモデルのメッシュ作成中に問題が発生した場合、「診断 : AutoGEM メッシュ」(Diagnostics : AutoGEM Mesh) ダイアログボックスが開きます。Creo Simulate の「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスにエラーメッセージまたは警告メッセージが表示されます。

メッシュ作成プロセスでは、「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスは非同期モードで開きます。モデルをパンおよびズームすることはできません。Creo Simulate や Creo Parametric のメニューにはアクセスできません。メッシュ作成が終了するまでは、「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスで情報を保存することはできません。「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスで「情報」(Info) > 「アイテム情報」(Item Info) を選択することはできません。

メッシュ作成中に「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスを閉じると、Creo Simulate でメッセージは表示されません。メッシュ作成が終了した後で、すべてのメッセージを確認できます。最後に実行した AutoGEM メッシュの際に生成されたすべてのメッセージを確認するには、「AutoGEM」ダイアログボックスを開いてから、「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスを開きます。「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスを開くには、「解析モデル化」(Refine Model) > 「診断」(Diagnostics) の順に選択します。

問題の確定した後でジオメトリを修復するのに最良な方法は、部品寸法を変更する方法です。たとえば、部品を貫通する穴が十分に拡張していない場合、メッシュに適さない非常に薄い領域がある可能性があります。また、その他のメッシュ関連の問題の原因となるジオメトリの例として、半径が極小の装飾ラウンドがあります。部品を解析する前に、これらのフィーチャーを抑制できます。

特定のジオメトリの要素数が予期せず多くなったり、密集した点群で示されることが多かったり、通常以上の要素の集中が見られたりするなどの現象がモデルで確認される場合は、特に注意が必要です。

AutoGEM の問題を修正するために実行できる操作の詳細については、サーフェスオプションの使用方法とボリュームオプションの使用方法を参照してください。