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要素の問題
Creo Simulate モデルで検出される要素の問題を次に示します。
正しく結合されていないモデル化
正しく拘束されていないばね、ビーム、またはシェル
形状が異常な要素 - 鋭い角度、過度の曲率、過度のスパン角度、または高いアスペクト比を持つ要素、または、過度に細いまたは薄い要素によって、モデルの拘束が緩くなり、その結果、収束に時間がかかることや、よい結果が得られないことがあります。既存の要素の形状を変更するか、またはこの領域に追加の要素を作成します。これは、シェル要素に特に当てはまります。
鋭いコーナー、リエントラントコーナー、ノッチ - これらのフィーチャーは、荷重フローパスに沿って、構造のサーフェス上に、または材料タイプが異なる要素間の境界に存在することがあります。これらのフィーチャーは、フィレットジョイントと交換するか、犠牲要素で周りを囲む必要があります。
過度に小さい寸法の数値 - モデル全体の寸法の数値は、過度に小さくなってはなりません。たとえば、すべての寸法をメートル単位の分数で表すのではなく、すべての寸法をミリメートルやマイクロメートル単位で表してモデルを作成するのが最適です。
質量のないばね - 固有値解析では、ばねの終点における個々の自由度は、ビーム、シェル、質量のあるソリッド要素、または集中質量要素に結合されている要素に結合しなければなりません。結合しない場合は、終点を拘束する必要があります。たとえば、ソリッド要素に接続されたばねの回転運動の自由度は、拘束するか、または回転慣性を持つ集中質量を持たせなければなりません。