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周期対称に関するガイドライン
周期対称の拘束条件は、サーフェスに適用するのが一般的です。周期対称のモデルを作成中に、モデルのエンティティ、荷重、または拘束条件を、周期対称拘束されたカーブを境界にしたカーブに適用する場合は、注意が必要です。周期対称の境界ジオメトリは、ボリュームのサーフェス、サーフェスのカーブ、およびカーブのポイントに対してのみ関連付ける必要があります。周期対称の拘束条件に特に関連していないジオメトリも、モデリングエンティティの割り当てに使用できます。
荷重、拘束条件などを周期対称拘束されたモデルの周辺に適用すると、周期対称がどのように動作に影響を与えるかについての注意が必要です。
境界カーブまたはカーブの終点に適用した荷重は、適用したジオメトリと他の境界上の対応するジオメトリ間で均等に分割されたかのように動作します。つまり、1つの境界上のカーブに100 lbの荷重を適用すると、境界ごとに50 lbずつの荷重を適用したかのように動作します。
熱荷重も同じように動作します。
カーブに適用したStructureの拘束条件は、周期対称の拘束条件で定義された回転によって、適用したジオメトリと対応する境界ジオメトリの両方に適用したかのように動作します。
つまり、現在の座標系のX軸に平行な境界カーブのX軸変位を制限する拘束条件によって、周期対称軸からの半径変位が有効に制限されます。他の境界上で対応するジオメトリは、現在の座標系のX軸に関しては拘束されませんが、半径変位に関しては有効に制限されます。
この動作は、強制変位だけでなく両方の境界で対応するジオメトリに適用した矛盾する拘束条件についても同じことが言えます。
Thermal の境界条件も同じように動作します。
強制変位では周期対称の違反が強制される可能性があるので、周期対称の両方の境界を有効に変位する強制変位は使用できません。たとえば、両方の周期対称の境界サーフェスと同じ境界カーブを共有するサーフェスには、強制変位を割り当てることはできません。通常、この条件に違反しないかぎり、強制変位を使用できます。
周期対称境界線に接しているすべての拘束は、円柱座標系または球座標系で軸が周期対称の軸と一致するものと関連付けられていなくてはなりません。
ビーム、シェル、ばね、質量を周期対称の境界線で使用する場合は、モデルのこの剛性を十分に考慮する必要があります。このようなモデリングは推奨されていません。
拘束条件セット内のその他の拘束条件がその参照を周期対称拘束条件と共有することはできません。
1 つの拘束条件セットに周期対称拘束条件は 1 つだけ作成できます。
周期対称拘束条件と剛体リンクまたはウェイトリンクに参照として同じジオメトリエンティティを使用することはできません。
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