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熱抵抗インタフェース
Creo Simulate の Thermal モジュールでモデル内の不完全な熱結合をモデル化するには、「熱抵抗」(Thermal Resistance) インタフェースを使用します。Creo Simulate では、インタフェース領域の熱伝導率は周囲のサーフェスの熱伝導率と異なるものと見なされます。「インタフェースの定義」(Interface Definition) ダイアログボックスの「特性」(Properties) セクションで熱伝導率を指定できます。
「熱伝達係数」(Heat Transfer Coefficient) - インタフェースの熱伝達係数を指定します。熱伝達係数とは、サーフェス間の温度差が 1 単位の場合に、単位時間あたり、単位面積あたりにインタフェースを通過する熱のことです。
熱伝達係数 H は次の式によって定義されます。
H=Q/ΔT
ここで
Q は、単位面積あたりの熱流束密度または熱伝達率です。
ΔT は、インタフェースサーフェス間の温度差です。
熱伝達係数の単位は、サーフェス間の温度差が 1 つの単位である場合、熱/(時間*面積) です。たとえば、SI 単位では W/(m2*K) になります。
熱伝達係数のデフォルト値は 0 です。 0 以外の正の値を指定できます。
「インタフェースの定義」(Interface Definition) ダイアログボックスでインタフェースのタイプとして「熱抵抗」(Thermal Resistance) を選択して「OK」をクリックすると、Creo Simulate で 2 つのインタフェースメジャーが自動的に作成されます。
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