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実行オプションについて
これらのオプションは、エンジンの実行を制御するために使用します。これらの機能の多くには、「解析」(Analysis) > 「Creo Simulate 解析/検討」(Creo Simulate Analyses/Studies) コマンドと関連ダイアログボックスを使用してもアクセスできます。これらの設定の詳細については、実行の設定を参照してください。
sim_accurate_asm_links
コマンドラインオプション -sim_accurate_asm_links がインラインモードとバッチモードの両方で msengine コマンドに含まれるかどうかを制御します。yes に設定した場合、オプション -sim_accurate_asm_links は msengine コマンドに含まれます。以下の値を指定します。
no*
yes
sim_contact_penetration
このオプションでは、接触インタフェースで許容される溶け込み割合 (%) を変更できます。
5*
positive real number from 1 to 100
sim_contact_tolerance_factor
接触の収束に使用される残差エネルギーノルムの公差を修正する場合は、このオプションを使用します。このオプションは、残差エネルギーノルムの倍率として機能します。デフォルトでは、解析を収束させるために、残差エネルギーノルムが 1.0 e-12 以下になる必要があります。このオプションのデフォルト値は 1 です。
1*
positive real number
適切な値を決定するには、「実行ステータス」(Run Status) ダイアログボックスの「チェックポイント」(Checkpoints) タブに報告された残差ノルムの値を検証します (*.pas ファイル)。
たとえば、これらの値がおよそ 5E-11 である場合は、デフォルトの約 50 倍に到達できていません。この場合は、オプションを 50 以上に設定する必要があります。上限の 10000 でも解析が収束しない場合は、モデル自体の確認が必要です。
sim_invoke_diagnostics_on_run
このオプションは、解析の実行中に対話型診断を自動的に実行する場合に使用します。対話型診断を実行すると、「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスに、解析中に生成されたすべてのエラーメッセージと警告メッセージが表示されます。
このオプションを yes に設定した場合、「解析および設計検討」(Analyses and Design Studies) ダイアログボックスの実行開始ボタンを選択したときに、「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスがデフォルトで開きます。このオプションを no に設定した場合、「診断」(Diagnostics) ダイアログボックスは開かず、解析中に生成されたエラーと警告を確認することはできません。このオプションを prompt に設定した場合、対話型診断を実行するかどうかが尋ねられます。
prompt*
no
yes
実行中の診断については、対話型診断を参照してください。
sim_massnorm_modes
オプション -massnorm がインラインモードとバッチモードの両方で msengine コマンドに含まれるかどうかを制御します。sim_massnorm_modesyes に設定されている場合、-massnorm コマンドラインオプションは msengine コマンドに含まれます。このオプションを no に設定した場合、モードは最大変位が 1 になるように正規化されます。以下の値を指定します。
no*
yes
sim_max_memory_usage
FEM メッシャーが使用可能な最大メモリ量を指定します。値のタイプは数値、単位はメガバイトです。0 以上の値を設定してください。デフォルトの値は 0 です。0 の値を入力した場合、FEM メッシャーで空きメモリがすべて使用されるので注意してください。
sim_modal_disp_superposition
true に設定した場合、動解析で変位、速度、または加速度に固有値変位重ね合わせが使用されます。固有値変位重ね合わせの選択をオーバーライドするには、このオプションを false に変更します。
true*
false
sim_modal_stress_superposition
固有値解析またはプリストレス固有値解析の定義ダイアログボックスの「出力」(Output) タブの「応力」(Stresses) チェックボックスのデフォルトの状態を制御します。このオプションを true に設定した場合、「応力」(Stresses) チェックボックスはデフォルトでオンになり、false に設定した場合、「応力」(Stresses) チェックボックスはデフォルトでオフになります。以下の値を指定します。
true*
false
sim_newton_debugprint
修正 Newton Raphson 法を解析で実行する場合は、このオプションを yes に設定して、デバッグ情報を .pas ファイルに出力します。以下の値を指定します。
no*
yes
sim_newton_tolerance_factor
修正 Newton Raphson 法で 1e-12 のデフォルトの収束を変更するために使用される係数。次の方程式に基づいてさまざまなユーザー収束公差の値を使用するには、このオプションの値を変更します。
User Modified Newton Raphson Convergence Tolerance=sim_newton_tolerance_factor*1e-12
1*
all positive integer values greater than 1 and less than or equal to 1e8.
sim_nl_ldc
yes に設定すると、荷重たわみ曲線を .ldc ファイルに出力します。.ldc ファイルは、荷重および変位の値がコンマで区切られているテキストファイルです。
no*
yes
sim_snap_tolerance_factor
スナップスルーを開始または遅延するかを決定します。スナップスルー公差のデフォルトの値は 1.333 です。スナップスルーを遅延する場合は、このオプションを 1 より大きい値に設定します。スナップスルーをより早く開始するには、このオプションを 1 より小さい値に設定します。この係数は、次の方程式に基づいてユーザー公差を決定するために使用されます。
user tolerance=sim_snap_tolerance_factor *1.33333
この方程式に基づくと、sim_snap_tolerance_factor がデフォルト値の 1 に設定されている場合、ユーザー公差は 1.33333 になります。
1*
positive real number values greater than 0 and less than or equal to 1e12
sim_perturbation_solvers
コマンドラインオプション -no_pert がインラインモードとバッチモードの両方で msengine コマンドに含まれるかどうかを制御します。no に設定されている場合、-no_pert コマンドラインオプションは msengine コマンドに含まれます。以下の値を指定します。
yes*
no
sim_results_io_cache_size
結果 IO キャッシュのサイズをキロバイトで指定します。デフォルト値は 512 キロバイトです。解析中、データは結果 IO キャッシュに書き込まれた後、ハードディスクに書き込まれます。
positive integer
512
sim_results_on_first_pass
コマンドラインオプション -results_always がインラインモードとバッチモードの両方で msengine コマンドに含まれるかどうかを制御します。yes に設定されている場合、-results_always コマンドラインオプションは msengine コマンドに含まれます。以下の値を指定します。
no*
yes
sim_run_out_dir
出力保存用のディレクトリを指定します。値のタイプは、完全パス名です。デフォルトはカレントディレクトリです。
sim_run_tmp_dir
テンポラリファイルを保存するディレクトリを指定します。値のタイプは、完全パス名です。デフォルトはカレントディレクトリです。
sim_run_num_threads
エンジンの実行に使用する CPU の数を指定します。以下の値を指定します。
all*
all_but_1
all_but_2
2
1
half
sim_solver_memory_allocation
ネイティブソルバーが割り当てる最大メモリ量を指定します。値のタイプは数値で、単位はメガバイトです。0 より大きい値を設定するようにしてください。デフォルト値は 128 です。
sim_sturm_sequence
コマンドラインオプション -sturm がインラインモードとバッチモードの両方で msengine コマンドに含まれるかどうかを制御します。always に設定されている場合、msengine はオプション -sturmalways で実行し、never に設定されている場合、msengine はオプション -sturmnever で実行します。固有値解析の一部として Sturm シーケンスチェックを実行します。デフォルト値は default で、Sturm シーケンスチェックが必要なタイミングがソルバーによって決定されます。以下の値を指定します。
default*
always
never
sim_supercon_recovery
オプション -no_supercon_recovery がインラインモードとバッチモードの両方で msengine コマンドに含まれるかどうかを制御します。no に設定されている場合、-no_supercon_recovery コマンドラインオプションは msengine コマンドに含まれます。以下の値を指定します。
yes*
no