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Creo Parametric パラメータ
Creo Parametric パラメータは、Creo Simulate 材料特性、特定の荷重および拘束条件の値、設計変数、メジャーとして使用できます。この機能を使用すると、以下のことができます。
Creo Simulate が材料の個々の特性を変更できるように、材料特性を定義できます。たとえば、設計検討でのヤング率または質量密度などが該当します。
Creo Parametric 寸法パラメータを設計検討の一部で変更できます。
最適化検討の制限または目標として Creo Parametric パラメータを使用します。
また、Creo Parametric パラメータを使って、単純なシェルの厚み単純なばねの剛性特性を定義できます。
Creo Simulate で使用する Creo Parametric パラメータを作成する際に、いくつか考慮しなければならない問題がありますが、その前に基本的な概念についてまとめます。
Creo Parametric では、パラメータを使用して部品のさまざまな側面を制御できます。パラメータを使用すると、寸法に特定の値を設定し、別の寸法での動作を基準にした寸法の値を導出できます。また、部品の変更に従ってフィーチャーを動的に抑制することができます。
アセンブリを操作している場合、個々の部品パラメータとトップレベルアセンブリパラメータをシミュレーションオブジェクトに割り当てることができます。ただし、アセンブリの設計検討では、設計変数としてアセンブリレベルのパラメータのみを使用できます。
Creo Parametric パラメータは、次の方法で定義できます。
Creo Parametric「ツール」(Tools) > 「リレーション」(Relations) コマンド - この場合、結果パラメータの値はほかの値によって決まります。また、その値が変化すると、同様に変化します。たとえば、「リレーション」(Relations) コマンドを使用して、parameter1 を d0 と等しいと定義すると、Creo Parametric は parameter1 に d0 をシンボル変数として結合します。d0 のカレント値は記録されません。したがって、d0 の値を後で変更すると、それに従って parameter1 も変化します。
「リレーション」(Relations) コマンドで作成したパラメータは、被駆動または依存パラメータと呼ばれます。これは、定義した方程式によって制御されるためです。
Creo Parametric「ツール」(Tools) > 「パラメータ」(Parameters) コマンド - この場合、結果パラメータはシンボル定数になります。つまり、変化しない単一の値になります。たとえば、「パラメータ」(Parameters) コマンドを使用して、parameter1 を d0 と等しいと定義すると、Creo Parametric はカレント値を d0 と見なし、parameter1 がその値と等しいことを記録します。d0 の値を後で変更しても、parameter1 は変化しません。
「パラメータ」(Parameters) コマンドで作成したパラメータは、駆動側または独立パラメータと呼ばれます。これは、アクティビティを制御できるためです。
矛盾が発生した場合は、「ツール」(Tools) > 「リレーション」(Relations) コマンドで作成したパラメータは「パラメータ」(Parameters) コマンドで作成したパラメータをオーバーライドすることに注意してください。
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