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定常熱伝導収束判定方法
Creo Simulate で定常熱伝導解析を実行する場合に使用する収束判定方法を、次から選択できます。
「マルチパスアダプティブ」(Multi-Pass Adaptive) - この方法は、すべてのモデルタイプで使用できます。
設計検討を実行する場合は、Thermal エンジンが計算を実行し、収束条件を満たすまで、各要素辺に対する多項式次数を増加させていきます。現在のパスと前のパスの結果の差が「収束パーセント」(Percent Convergence) で指定したパーセンテージの範囲内にある場合、解析は収束します。
「シングルパスアダプティブ」(Single-Pass Adaptive) - この方法は、3D モデルで使用できます。
Creo Simulate で最初のパスが p=3 で実行され、熱流束エラーのローカル推定値が決定されます。この誤差推定値を使用して、Creo Simulate で新規の多項式次数の分布が決定され、最終パスが実行されます。
反復ソルバーを使用すると、Creo Simulate で最初のパスがブロックソルバーを使用して p=2 で実行され、続いて 2 番目のパスが反復ソルバーを使用して p=3 で実行されます。3 番目と 4 番目のパスは、2 番目のパスの熱流束エラー予測を使用して Creo Simulate で実行されます。
ビームの多項式次数は、最終パスの 9 です。
「クイックチェック (収束判定無し)」(Quick Check (No Convergence)) - この方法は、すべてのモデルで使用できます。この方法では、収束判定を行いません。
Creo Simulate では、シングルパス解析が一様に p=3 で実行されます。この方法を使用して、定義した解析が正しいかどうかを検証できます。
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