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描画グリッド
解析の定義にあたっては、Creo Simulate で変位および応力の結果 (静解析と固有値解析の場合) や温度勾配および流束の結果 (定常熱伝導解析) をレポートする際に使用する描画グリッドの細分度を指定します。指定する値によって、各要素の各辺に沿ったインターバルの数が決定され、Creo Simulate ではこのインターバル数を使用して描画グリッドを作成します。描画グリッドの直線の交差部分で量が Creo Simulate によって計算されます。
描画グリッドの細分度を指定するには、以下の手順に従います。
2 から 10 の数値を入力して、解析結果のレポートに使用する詳細レベルを決定します。
通常、描画グリッドのデフォルトの細分度である 4 が最適です。ただし、単一の要素における応力または流束が急速に変化する以前の実行から選択する場合は、細分度を高く設定し、ピーク値をより正確に把握できるようにしてください。
描画グリッドの細分度を高くすると、計算にかかる時間が長くなり、出力ファイルを保存するために多大な量のディスク領域が必要となります。また、結果の表示には、さらに多くの時間がかかります。
 
*注記 大きい数字を入力すると、グリッドは細かくなり、各要素で Creo Simulate がレポートを行う箇所が増えます。数値を小さくすると、結果の計算速度が上がり、データに必要な容量は著しく減少します。デフォルトは 4 です。
モデルが主にビームで構成される場合、最高の解像度を実現するために、描画グリッドの細分度は 10 に設定します。これらのモデルにおいては、高細分度の描画グリッドのオーバーヘッドは取るに足らない程度です。
Creo Simulate によって各グリッドの交差部分での正確な計算結果がレポートされ、これらの値を補間して、計算結果が別の場所に表示されます。