• 静解析、プリストレス静解析、大変形を含む静解析、接触インタフェースを含む静解析では、強制変位付きの拘束条件セットを使用する場合は荷重セットは必要ありません。強制変位付きの拘束条件セットを使用しない場合には、1 つ以上の荷重セットが必要です。

• 線形静解析では、「静解析定義」(Static Analysis Definition) ダイアログボックスの「慣性リリーフ」(Inertia Relief) チェックボックスをオンにした場合、拘束条件を指定する必要はありません。このオプションを使用すると、Creo Simulate でモデルは拘束なしで空間に浮遊しているが荷重は適用されているものとして解析されます。ただし、いずれかの荷重セットにボディ荷重が含まれている場合、「慣性リリーフ」(Inertia Relief) チェックボックスをオンにして静解析を実行することはできません。

• 固有値解析またはプリストレス固有値解析では、解析を定義する際に「拘束なし」(Unconstrained) を選択する場合は、拘束条件セットは必要ありません。強制変位条件を含む拘束条件セットは選択しないでください。

• 衝撃応答解析以外の解析では、ポイント-グランド間のばねを使用してモデルを拘束できます。モデルにこのばねのような拘束条件がある場合、拘束条件セットを選択する必要はありません。

• 含まれている各荷重セットの結果を別々に算出するか、荷重が同時にかかるものとして荷重セットを合計できます。

• 複数の拘束条件セットを 1 つの新しいセットにまとめるか、「拘束条件」(Constraints) リストの拘束条件セットごとに結果を計算できます。

• 解析に含めた後で拘束条件セットや荷重セットを削除すると、そのセットは Creo Simulate によって自動的に解析から削除されます。

• 線形静解析と非線形静解析では、時間依存関数を使用して、各荷重セットに個別の荷重履歴を定義できます。各拘束条件に個別の時間依存関数を定義することもできます。