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要素形状
「FEM 解析実行」(Run FEM Analysis) ダイアログボックスの「要素形状」(Element Shape) エリアを使用して、ソルバーで使用する要素のタイプを決定します。「要素形状」(Element Shape) エリアには、以下の項目が含まれます。
「線形」(Linear) - 実行または出力デックに線形要素を使用します。線形要素には、コーナー節点、直線エッジ、および平面しかありません。線形要素は、平面と直線エッジが比較的多い位相のモデルに最適であり、これらのモデルの解決時間を短縮できます。Creo Simulate は、線形要素を次のように出力します。
シェル要素 - 3 節点要素 (三角形メッシュの場合) および 4 節点要素 (四角形メッシュの場合) を使用します。
ソリッド要素 - 4 節点要素を使用します。
「2 次」(Parabolic) - 実行または出力デックに 2 次要素を使用します。Creo Simulate で 2 次要素を実行に使用したり、出力したりする場合、同じメッシュが使用されますが、中間エッジ節点が各要素に追加されます。この追加節点によって、追加節点の部分でメッシュ要素を曲げることが可能になり、モデルの曲率の近似値が出ます。この曲がる能力によって、カーブしたモデルのサーフェスに要素がさらに適切に適合できるようになります。Creo Simulate は、2 次要素を次のように出力します。
シェル要素 - 6 節点要素 (三角形メッシュの場合) および 8 節点要素 (四角形メッシュの場合) を使用して、中間節点を各エッジに追加します。
ソリッド要素 ‐ 各四面体のエッジに中間節点を追加し、10 節点要素をファイルへ出力します。
「2 次」(Parabolic) を選択した場合、「要素修正」(Fix Elements) ボタンを使用してメッシュを調節できるようになります。このボタンを使用すると、中間比が「要素精度チェック」(Element Quality Checks) ダイアログボックスで指定した値を超えないように調節できます。「要素修正」(Fix Elements) ボタンは、曲率の度合いが中から高であるモデルの場合に特に便利です。