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乱流粘度
乱流粘度は Flow Analysis ツリー内の「ドメイン」(Domain) の条件の 1 つです。
プロパティパネルで乱流モジュールの選択した「ドメイン」(Domain) に対して渦粘性モデルのタイプを指定できます。渦粘性モデルには次の 2 つのモデルがあります。
標準 K-Epsilon モデル
プロパティパネルで乱流モジュールの選択した「ボリューム」(Volume) に対して標準 k-epilsonモデルと関連する定数を指定できます。
繰り込み群 (RNG) モデル
プロパティパネルで乱流モジュールの下の選択した「ボリューム」(Volume) に対してRNGモデルと関連する定数を指定できます。よどみ点と剥離点がある流れではRNGモデルが標準 k-epsilonモデルよりも精度が高い場合があります。RNG モデルでは、次の 2 つの定数がハードコードされています。η0=4.38 および β=1.92。
Turb. Viscosity Relaxation
乱流モジュールの「Turb. Viscosity Relaxation」は、乱流粘度に以下の式を使用して、各イテレーション中に適用される補正量を制御します。プロパティパネルで乱流モジュールの下の選択した「ドメイン」(Domain) に対して「Turb. Viscosity Relaxation」を設定できます。
「Turb. Viscosity Relaxation」のデフォルト値 0 は、最も自由度が高く、補正を完全に適用できます。「Turb. Viscosity Relaxation」の範囲は 0 から 1 です。収束で問題が発生しない場合、値 0 が推奨されます。解の発散を防止しなければならない場合、これより大きな値 (>0) が推奨されます。「Turb. Viscosity Relaxation」の値 1 は制限が最も大きく、あるイテレーションから次のイテレーションまで解を補正できません。