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コーナーリリーフについて
板金部品の 1 つ以上のコーナーにリリーフを追加するには、コーナーリリーフツールを使用します。リリーフを追加すると、モデルから板金セクションが除去されます。コーナーリリーフをすべてのコーナーに自動的に適用することも、個々のコーナーセットに手動で適用することもできます。リリーフによって、板金材料の挙動を制御し、ベンド解除操作中の不要な変形を防ぐことができます。フィーチャー作成時にコーナーリリーフの設定を定義することも、「シートメタルプリファレンス」(Sheetmetal Preferences) ダイアログボックスの「リリーフ」(Relief) 領域または板金パラメータを使用して事前に定義することもできます。
 
*注記 フランジウォールや変換フィーチャーを作成するときにコーナーリリーフを追加することもできます。
コーナーリリーフを作成するときには、次の点に注意してください。
コーナーリリーフ注記を表示するには、「ビュー」(View) > の順にクリックするか、グラフィックツールバーの をクリックします。 「アノテーション表示」(Annotation Display) がアクティブであり、smt_crn_rel_displayyes に設定されていることを確認します。
コーナーリリーフを追加するためには、モデルに 1 つ以上のリップエッジが必要です。
モデル内のコーナーリリーフを成形状態とベンド解除状態の両方で表示できます。
コーナーリリーフの寸法は、交差するベンドの接線によって囲まれた変形領域より小さくなければなりません。
フラットパターンには、「シートメタルプリファレンス」(Sheetmetal Preferences) ダイアログボックスの「リリーフ」(Relief) 領域で設定されているコーナーリリーフが表示されます。コーナーリリーフツール、フランジツール、または変換ツールを使用してフィーチャー固有のリリーフを作成すると、フラットパターンには、そのツールを使用して設定したリリーフが表示されます。
レガシー設計での「正接からベンドまで」
Creo Parametric 5.0 リリースから、「正接からベンドまで」(Tangent to Bend) 深さオプションは使用できなくなりました。Creo Parametric リリース 4.0 またはそれ以前のリリースで作成されたレガシーモデルを Creo Parametric 5.0 で開いた場合、「正接からベンドまで」(Tangent to Bend) 深さオプションは「基準上」(On Origin) 深さオプションに置き換えられます。「正接からベンドまで」(Tangent to Bend) 深さオプションがリレーションで使用されている場合、そのリレーションは維持されますが、生成される結果は「基準上」(On Origin) 深さオプションを使用したものと同じになります。「正接からベンドまで」(Tangent to Bend) がリレーションで使用されている場合、「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスに表示されます。