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NC 制御テープリスティング
GENER 検査ファイルには、常に NC 制御テープリスティングが含まれます。これは NC マシン演算子の参照として提供されています。テープリスティングは、ユーザーが読めるものを除いた、テープファイル上に表示されるものそのままのコピーです。
検査ファイルは NC 制御テープの横の列フォーマットにリストされたステータス情報も含められます。
ページの幅と長さを制御できます。ページの幅は NCPOST で制御します。ページの長さは定義ファイルの lines_per_page シンボルを使用して設定できます。
タイトルブロック
タイトルブロックは各ページの最上部にあり、ページ番号、実行日、ポストプロセッサ名、PARTNO 文字列ポストプロセッサタイトルを表示します。ポストプロセッサタイトルは最初のページのみに印刷されます。
PARTNO 文字列の代わりに、Undefined PARTNO というテキストが表示されることがあります。これは、CL ァイルの最初の 20 レコード内に PARTNO コマンドが見つからない場合に起こります。
表示データ
NC 制御テープデータは、テープファイルに表示されるときのように、各ページの左側に位置します。1 度に 1 つブロックが出力されます。プリンタで障害にならないように非プリント文字は "$" 文字で置換されますが、テープファイルには本来の文字が含まれます。
各ページの右側の列フォーマットにステータス情報が含まれる場合があります。この情報の表示方法は NCPOST QUEST の General Description - Display Format の項で答えることにより制御されます。各ステータス列の上にヘッダーが表示されます。以下はさまざまなステータスタイプの説明です。
nnAXIS :
NC コマンドブロックの最後に正規化したマシン座標に名前の付いた軸の位置を表示します。
右手の法則を使用して、マシン単位で直線の軸が出力されます (つまり軸が通常の記号慣用で出力されます)。主要直線軸は X、Y、Z によりヘッダーで識別されます。第 2 直線は U、V、W によって、延長軸は E によって識別されます。
回転軸値はマシンによって使用される実際の単位にかかわらず、度数で出力されます。記号慣用は右手の法則に従います。回転ヘッド軸は A、B、C で識別されます。回転テーブルは A'、B'、C' で識別され、章動軸は N、N2 によって識別されます。表示される回転軸の位置は実際の位置であり、360 度以上の値があると、テープ出力が一致しないことがあります。
一意のステータス列ですべての軸を表示するスペースがない場合、GENER は各 NC コマンドブロックのステータス情報の 2 または 3 行を出力して、同様の軸 (Z、W、E) の出力に同じ列を使用します。直線軸の最初の行は第 1 軸、2 行目は第 2 軸、3 行目は Z 軸列の下の延長軸をリストします。回転軸の最初の行はヘッド軸、2 行目はテーブル軸、章動軸は常に独自の列に表示されます。
TIP VEL :
切削工具の先端の部品座標系に対して計算された速度を表示します。通常、この値は CL ファイル内の要求された送り速度に相当します。値ゼロが、モーションの指示を含まないブロックに出力されます。この列はパンチプレスには利用できません。
RPM :
NC コマンドの最後に、計算したスピンドルの RPM を表示します。スピンドルが止まるところで値ゼロが出力されます。負の値は、ポストプロセッサ作成者がこのフィーチャーに特別に要求した場合に、CCLW 回転を示せます。この列はパンチプレスには利用できません。
TIME :
加工経過時間を hh:mm:ss (絶対) フォーマット、または mmm:ss.ss (増分) フォーマットでデルタブロック時間を表示します。
nnnn ACT :
4 軸マージ旋盤の MAIN または SIDE ヘッドの実際の加工時間を、絶対または増分フォーマットで表示します。実際の加工時間には、同期イベントのための待ち時間は含まれません。
CL :
出力された NC 指示ブロックの結果の CL レコードの番号を表示します。これは CL レコードと NC コマンドの間の相互参照を提供します。起動プロセスの際に値ゼロが使用されます。
ISN :
出力された NC 指示ブロックの結果の CL レコードを作成する APT 文 (または CAD/CAM 指示) の内部シーケンス番号を表示します。これは APT プログラム文と NC コマンドの間の相互参照を提供します。起動プロセスの際、また、ISN 号に関する値が CL ファイルに提供されない場合も (一部 CAD/CAM システムで共通)、値ゼロが使用されます。
HITS :
テープブロックごとのヒットの数を表示します。この列はパンチプレス加工にも利用できます。